OM-D E-M1 Mark IIの性能を活かすため望遠レンズを買換えました!
手持ちのレンズでは出せない超広角や明るい望遠レンズを使った表現や、より繊細な描写を手に入れたくなり、ファーストステップとして新しいボディ(OM-D E-M1 Mark II)を購入した我が家。
(候補の検討・購入後の感想記事はこちら)
ボディ購入後、手持ちのレンズで撮影を楽しんでいましたが、ボディ側の性能が上がった事で、特に望遠側での描写の甘さに不満を感じる様に。
手持ちの望遠レンズ( LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 POWER O.I.S.)は長さ9cm、重さは僅か210gの軽量コンパクトさながら35mm換算で350mmの望遠域を持つ、我が家の機材選びに非常にマッチしたレンズでしたが、E-M1との組み合わせで使っていた頃から「もう少し望遠側の描写が良ければ」との思いがありましたが、ボディの買い替えで思いが不満に変わってしまった様です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを購入しました!
ボディを使い込むほど撮影回数をこなした訳ではありませんが、「これではせっかくのボディの性能が活かせない」と確信したので、思い切って望遠レンズの買い替えを決断。
購入直前になって室内撮りを優先して、より軽くて価格も安価なパナソニックの35-100mm/F2.8と迷いましたが、パナソニックのボディで無ければレンズ内手振れ補正が活かせない事と、別売りの2倍テレコンを追加する事で30mm換算600mm相当の超望遠レンズとしても使える魅力が勝り、当初のプラン通りM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを購入しました。
OM-D E-M1 Mark IIへの装着例
フードは持ち運びやフィルター交換を考慮してレンズ側へ引っ込める事が可能となっています。
意外と箱が大きく感じましたが、ボディに装着してみると、とても換算300mm望遠かつ全域F2.8通しで撮れるレンズとは思えない程、圧倒的にコンパクトな筐体。
軽いと質感が犠牲になりがちですが、他のPROレンズと同様に鏡筒部分は金属外装でリングはローレット加工が施されており、手に触れた際の感触や操作感を含め造りの良さを感じます。
OM-D E-M1 Mark IIはマグネシウム合金製の外装なので質感も合っており、非常にマッチした組み合わせです。
無骨な見た目をストラップでイメチェン
ただ、この組み合わせだと無骨過ぎて妻が扱う事を敬遠しそうなので、こちらのストラップに交換してイメチェンしてみました。
ボディーケースも欲しかったのですが、結構な値段がするので今回は見送りました。。。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROでの作例
レンズ購入後、さっそく撮影ドライブに連れ出してみました。
※画像は全てE-M1 Mark IIとの組み合わせでRAW撮影した物をJpg出力しています
焦点距離:150mm 絞り値:f/2.8 露出時間:4秒 ISO感度:400
明るいズームレンズを手に入れたら撮ってみたいと思っていた、メインとなる被写体の前後をぼかして、今までの望遠レンズでは出来なかった、より奥行き感のある表現を狙った一枚。
絞り開放でも今までの望遠レンズと比べて格段に解像する事は概ね想定内でしたが、撮った写真から撮影した場所の空気感を思い出せる様になった事は、良い意味で驚きました。
今回は偶然当たりの一枚が撮れましたが、撮影する場の状況に合わせた適切な設定に追い込む事が出来る様になれば、もっと素晴らしい一枚を撮れそうだと、この一枚で実感しました。
焦点距離:100mm 絞り値:f/2.8 露出時間:4秒 ISO感度:400
こちらは先程と似た条件でハイレゾショットで撮影した一枚。
暗い場所での撮影だったので、日中ほどの画が得られないかも?と思っていましたが、ピントを合わせているロードスターのシャープな描写、ピントのピークからなだらかにボケに繋がる描写が非常に気に入りました。
マイクロフォーサーズと言えども本格的な三脚は必須です・・・
上記の2枚は手持ちでは厳しいため三脚を使っての撮影でしたが、ボディ・レンズ共に重量アップした事で今まで使っていたアルミ三脚(最大耐荷重2kg)では剛性が足りない様で、ちょっとした風や振動でもブレの影響を受けやすく、大幅に歩留まりが悪化してしまいました。
マイクロフォーサーズと言えども本格的な三脚は必須ですね。。。
ハイレゾショットや星景撮影など、露出時間が長めになるシーンにおいては三脚の剛性不足は致命的なので、早々に買い替える予定です。
まとめ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは軽量コンパクトなマイクロフォーサーズの利点をスポイルする事無いコンパクトさ(79.4×160mm、760g)でありながら、35mm換算で80-300mmの全域でF2.8をカバーする光学性能を活かした、PROレンズの名に相応しい解像感の高い描写と柔らかなボケが得られ、今まで使っていたズームレンズで感じていた一切の不満を解決する事が出来ました。
このレンズに替えた事によって、今までは手振れや画質面の限界で撮影を諦めていた場所においても、画質を損なう事無くズームを活かした撮影が可能となったので、より撮影の幅が広がりそうです。
また、ズーム時においても全長が変わらないうえ、ズーム全域においてレンズ先端から700mmまで寄せて撮影する事が出来、ハーフマクロ的な撮影も可能な事から、自宅での愛猫撮影でも活躍してくれそうです。
2倍テレコンを装着すれば35mm換算600mm相当の超望遠もこなせるズームレンズでありながら軽量コンパクトで持ち運びが億劫にならないので、我が家のあらゆる撮影シーンにおいて常用レンズとして重宝する一本になりそうです。
今回購入した望遠レンズはこちら
マイクロフォーサーズのレンズとしては高価な部類ですが、ボディの性能を活かした軽量コンパクト、かつ明るい望遠レンズが使いたいのであれば、お勧め出来る一本です!
その他の作例
高知県 東津野城川林道にて
早朝の清々しい空気感を感じながら気持ち良くドライブしていると、絶妙なカーブの曲がり具合な場所に通り掛ったので、思わずクルマを止めて撮った一枚。
掲載記事:2019年夏 四国カルストの旅
淡路島 水仙ラインにて
紀淡海峡の景色を眺めつつ会話する妻と母を撮った一枚。
妻はカメラを向けられている事を察知すると身構えてしまうタイプなので、気配を察知されず自然に振る舞う姿を撮る事が出来る望遠レンズはドライブ旅行には必須の一本です!
掲載記事:秋の淡路島グルメを楽しむ旅
我が家の愛猫(シャルトリューのグリさん)の寝顔を撮った一枚。
標準域のレンズを使ってアップで撮ろうとすると、気配を察知して起こしてしまう事が多いので、そんな時に明るくて寄せられるこのレンズは大活躍しています!
グリさんに関する記事はこちら