梅雨の晴れ間を満喫する旅(長野編 Part.3 中信ドライブと安曇野ちひろ美術館)

2021春 長野の旅
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梅雨の晴れ間に長野で楽しんだ高原ドライブ旅(Part.3 中信ドライブと安曇野ちひろ美術館)

過去最速で梅雨入りを迎えた2021年。
天候不順に加えコロナ禍な状況もありドライブ旅を楽しむ機会を逃し続けていましたが、新月の前後で晴れたタイミングを狙って、前回のブログで紹介した旅に続き今度は長野を旅して来ました。

山陰・山陽・九州北部を旅した際の記事はこちら

旅の目的

今回のドライブ旅の目的は大きく3つ。

  • フォクトレンダーとポータブル赤道儀を使った星景撮影を楽しむ。
  • 人気が少なく涼める場所でドライブと写真撮影を楽しむ。
  • 3密を避けられる様であれば、旅先の観光やグルメも楽しむ。

梅雨時かつ高地での撮影という事もあり天候の急変が気になる所でしたが、滞在中はずっと晴天に恵まれたお陰で素晴らしい星空と高原ドライブを満喫する旅になりました。

中信地域の県道ドライブ

アルプスを望む素敵な景色を求めて中信地域をドライブ

E-M1MarkII f/8 1/250sec ISO-200 23mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

初日の夕方から二日目の早朝に掛けてはビーナスラインの絶景を満喫したので、二日目の日中はビーナスライン以外の場所でこの時期の長野らしい景色を探しながらオープンドライブを楽しむ事に。
久しぶりに安曇野アートラインにある美術館にも立ち寄りたかったので、中信地域にある県道を経由して安曇野方面までドライブしました。

冒頭の写真は最初に立ち寄った「愛ビタミンロード」での一枚。
朝日村から塩尻市に掛けて続く全長3Km程の短い道でしたが、両サイドに広がるレタス畑と遠くに見えるアルプスを眺めながらのオープンドライブは、この時期ならではの長野の景色を満喫出来て爽快でした!

E-M1MarkII f/8 1/320sec ISO-200 32mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

愛ビタミンロードからアルプスグリーンロードを経由し松本市に入った辺りで立ち寄った「梓川リバーサイドライン」での一枚。

梓川沿いに水田が広がるエリアを通りかかったタイミングで風が穏やかになったので、水田に写るロードスターと青空を入れた一枚を撮ってみました。
この辺りは他にも纏まって水田が広がるエリアが点在していたので、田植え前の水だけ張ったタイミングに訪れる事が出来れば残雪のアルプスの景色も一緒に入れた素敵な一枚が撮れそうに感じました。

E-M1MarkII f/8 1/400sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

梓川リバーサイドラインの次に訪れたのは松本市から安曇野市に掛けて続く「日本アルプスサラダ街道」。
先ほど走った「愛ビタミンロード」もそうですが、この辺りは走っただけでたっぷり栄養が付きそうなユニークな名前の道が続きますね(笑)

安曇野ワイナリーの方向へ向かって3kmほど続く直線を走っていると、畑に牧草ロールにしては白過ぎる物体がたくさん転がっていたので、美ヶ原方面の山々をバックに一枚撮ってみました。

牧草ロールにしては白過ぎる物体の正体はお布団農法用の布マルチシートでした。
元々は水稲直播有機栽培用に開発された物ですが、最近では稲作以外の作物の栽培でも活用されている様です。

E-M1MarkII f/8 1/320sec ISO-200 22mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

日本アルプスサラダ街道を走り終え、次に安曇野で立ち寄った「国営アルプスあづみの公園」での一枚。
とても良い感じにカーブする道なので、この先も素敵なアルプスの景色が眺められる絶景ロードが続くのかな?と期待したんですが…
途中から林道になっていたので素直に引き返しました(笑)

E-M1MarkII f/11 1/500sec ISO-200 50mm M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

安曇野アートラインのエリアにやって来て最後に立ち寄ったのは、安曇野市から松川村に掛けて続く「安曇野スケッチロード」
道沿いに水田が広がり、奥にそびえたつ北アルプスの山々が一望できる区間に通りかかったので、側道にクルマを止めて一枚撮ってみました。

世界中の絵本鑑賞と絶景カフェが楽しめる!「安曇野ちひろ美術館」

E-M1MarkII f/8 1/160sec ISO-200 24mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

駐車場より美術館と北アルプスの山々を望む景色をバックに撮った一枚。
愛車撮影スポットとしても素晴らしい場所だと気づかされた一枚になりました。

中信地域の県道ドライブを楽しみながらやって来た安曇野アートライン。

安曇野アートラインについて

「安曇野アートライン」とは、本州中央にそびえる日本の屋根・北アルプスの麓に広がる“安曇野”に点在する、美術館18館をラインで結んだものです。
ここで云う安曇野とは、安曇野市から白馬村まで約50kmの地域をさします。
これだけの地域に18館もの美術館が並ぶのは、世界的にも珍しく、まさに美術館の里と呼ぶに相応しい景観を作っています。

出典:安曇野アートライン公式ホームページ
※安曇野アートラインは安曇野アートライン推進協議会のもとで運営されています

上述の解説にある約50kmの地域をさす安曇野アートラインでは、地元出身の画家だけでなく、シャガールやエミール・ガレなどの世界的に著名な芸術家の作品など様々なアートに触れる事が出来る美術館が点在していますが、今回はアートだけで無く絶景カフェも一緒に楽しむ目的を持っていたので、小川村にある「安曇野ちひろ美術館」に立ち寄りました。

 

【住所      】長野県北安曇郡松川村西原3358−24
【電話番号】0261-62-0772
【営業時間】10:00~17:00(3月のみ10:00~16:00)
【休館日 】毎週水曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、冬季休館(12月~2月)、その他臨時休館あり
【駐車場 】150台

【URL     】https://chihiro.jp/azumino/

E-M1MarkII f/8 1/160sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

安曇野ちひろ美術館は画家・絵本作家として活躍した”いわさきちひろ”の没後、晩年を過ごした東京の自宅跡地に建てられた個人美術館(現:ちひろ美術館・東京)の開館20周年を記念して、両親の故郷でもある信州安曇野の地に建てられました。
ちひろ美術館は「世界初の絵本の美術館」として建てられた経緯があり、安曇野ちひろ美術館でも、いわさきちひろ本人の作品をはじめ世界中の絵本作家の作品を所蔵・展示しています。

展示されている作品の内容としては、いわさきちひろの生涯と作品の根底にある平和への願いを作品と共にふり返る常設展示と企画展に分けられ、企画展ではちひろ美術館が所蔵するコレクションの中から、世界中の様々な絵本作家の作品を鑑賞する事が出来ます。

 

過去に訪れた際には”はらぺこあおむし”の作者として世界的に有名な絵本作家エリック・カールの作品を鑑賞する機会もありました。

E-M1MarkII f/8 1/320sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今回は数年振りに訪れた事もあり大幅に展示が変わっていたので、館内の展示だけで2時間近く掛けてじっくり鑑賞して、鑑賞後はもうひとつの目的だった絵本カフェで北アルプスの絶景を眺めながらカフェタイム。

E-M1MarkII f/4 1/200sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

日陰で過ごしていると穏やかな風が流れて非常に心地良かったので、ちょっとひと息過ごす筈が1時間近く過ごしてしまいました(笑)

E-M1MarkII f/8 1/250sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

絵本カフェでひと息入れた後は安曇野ちひろ美術館のもう一つの見どころである、美術館の周囲に広がる”安曇野ちひろ公園”を散策。
暫く訪れていなかった間に、黒柳徹子さん原作の”窓ぎわのトットちゃん”の世界観を再現したトットちゃん広場が増設されていました。

公園を含めるとかなりの敷地面積があるうえに屋内外で幾つも見どころがあり、じっくりと見て回るとかなりの時間を要するので、初めて訪れる際は余裕を持ったスケジュールを組まれることをお勧めします。

まとめ

E-M1MarkII f/9 1/30sec ISO-200 15mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

二日目の日没を迎えた高山市内での一枚。

新月の晴れ間を狙って出掛けた長野の旅。
やや光害の影響を受けましたが一番の目的だった天の川撮影を楽しめ、美ヶ原美術館に沈む夕陽などサプライズな景色も満喫出来、今回もほぼノープランだった割には充実した楽しい旅になりました。