梅雨の晴れ間を満喫する旅(長野編 Part.2 ビーナスラインで見る天の川とブルーアワー)

2021春 長野の旅
この記事は約8分で読めます。

梅雨の晴れ間に長野で楽しんだ高原ドライブ旅(Part.2 ビーナスラインで見る天の川とブルーアワー)

過去最速で梅雨入りを迎えた2021年。
天候不順に加えコロナ禍な状況もありドライブ旅を楽しむ機会を逃し続けていましたが、新月の前後で晴れたタイミングを狙って、前回のブログで紹介した旅に続き今度は長野を旅して来ました。

山陰・山陽・九州北部を旅した際の記事はこちら

旅の目的

今回のドライブ旅の目的は大きく3つ。

  • フォクトレンダーとポータブル赤道儀を使った星景撮影を楽しむ。
  • 人気が少なく涼める場所でドライブと写真撮影を楽しむ。
  • 3密を避けられる様であれば、旅先の観光やグルメも楽しむ。

梅雨時かつ高地での撮影という事もあり天候の急変が気になる所でしたが、滞在中はずっと晴天に恵まれたお陰で素晴らしい星空と高原ドライブを満喫する旅になりました。

ビーナスラインの星景

満点の星空を求めて深夜のビーナスラインへ

E-M1 f/2.8 1.3sec ISO-1600 14mm M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

旅の二日目は0時過ぎまで仮眠して深夜のビーナスラインへ。
写真は県道40号(諏訪白樺湖小諸線)で遭遇した鹿の群れ。

鹿は本来薄明薄暮性の筈ですが、この辺りの鹿は夜間活発に行動している様で撮影ポイントへ到着するまでに頻繁に遭遇しました。
交通量が少ないのでつい飛ばしてしまいそうになりますが、道路脇の林から突然飛び出して来たり、見通しの悪いカーブの途中でポツンと突っ立っていたりなんて場面に何度も遭遇したので、程々のペースに留めておいた方が良さそうです。

E-M1MarkII f/0.95 3.2sec ISO-1600 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

霧ヶ峰から美ヶ原方面へ入った所で、光害の確認を兼ねて試し撮りしてみた一枚。
麓からそれほど離れていない事もあり予想以上に光害が酷かったですが、それでも肉眼で薄っすらと天の川を見る事が出来ました。

美ヶ原で見た天の川

E-M1MarkII f/0.95 20sec ISO-1600 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

ビーナスライン終点まで走って昨日夕陽を見た美ヶ原高原美術館近くのポイントへ。
周囲の視界が開けており天の川ウォッチするのに都合が良かった事と、運が良ければそのまま夜明けに掛けて雲海ウォッチも楽しめそうと思い、この場所を選んでみました。


標高2,000m近い場所にあり海抜0mの場所と比べ12℃程度気温が低いうえに(※)、風が強いと更に体感温度が低下しますので、訪れる時期によっては防寒具など真冬の服装を準備しておいた方が安心です。
(※)一般的に標高が100m上がると0.6℃ほど気温が低下すると言われています)

冒頭の写真はフォクトレンダー単体の性能を確かめようと、ポータブル赤道儀無しで撮ってみた一枚。
途中で天の川撮影したポイント(霧ヶ峰)と比べ、市街地から倍以上離れているので多少光害が少ないかと思っていましたが…ほぼ変化が無く夕暮れ時に撮影したかの様な一枚に(笑)

それでも今までメインで使っていたM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROと比べ、約3段分上回る解放F値の威力を感じた一枚になりました。

E-M1MarkII f/0.95 60sec ISO-800 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

こちらはポータブル赤道儀を併用して撮影した一枚。
解放F値が高くなったお陰で低いISOでも満足いくレベルで星空をあぶり出せる様になり、現像時のノイズ処理がかなり楽になりました。

ポータブル赤道儀で長秒露出撮影すると前景部分の画像がぼやけてしまうので、ポータブル赤道儀をオフにした状態で撮影した画像(ISO-800 20sec)を合成しています。

E-M1MarkII f/0.95 60sec ISO-640 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

こちらは夜明けを迎え始めた時間帯に撮った一枚。
肉眼でも明らかに空が明るくなり始めていましたが、市街地の灯りで出来る色ムラが夜空に溶け込んでくれたお陰で、夜明け前に撮った写真よりお気に入りの一枚になりました。

E-M1MarkII f/0.95 40sec ISO-800 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

こちらも夜明けを迎え始めた時間帯に撮影した、運良く流れ星を捉える事が出来た一枚。

この日は光害の影響が強く60秒以上の長秒露出を試せなかったので、特に長秒露出時に目立つサジタルコマフレアがどの程度絞れば解消出来るかが分からなかったので、次回はもっと星景撮影に適したロケーションへ行って、その辺り含め検証してみようと思います。

美ヶ原で撮影した天の川(タイムラプス動画)
ビーナスライン(美ヶ原高原)の星景

サブ機で撮影した天の川のタイムラプス動画です。
E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
f/2.8 20sec ISO-1600 7mm

ビーナスラインの朝景

美ヶ原で迎えた夜明け

E-M1MarkII f/0.95 2sec ISO-200 10.5mm   Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

満点の星空を楽しんでいるうちに少しずつ夜明けを迎え、日の出の方角を見ると既に空がブルーアワーの時間帯に。
雲一つない快晴に恵まれ非常に美しいブルーアワーを楽しむことが出来たのですが、残念ながら今回の旅で楽しみにしていた雲海には出会えませんでした…。

E-M1MarkII f/0.95 1/15sec ISO-200 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

一般的に言われる雲海が現れる条件は満たしている様に思っていましたが、何かが足りなかった様です。

雲海が出現する条件

  • 場所
    盆地や山間部(河川や湖の近くであれば更に現れやすい)
  • 時間帯
    夜明け前から早朝に掛けて
  • 気象条件
    湿度が高く無風(に近い)状態で、前日からの晴天で放射冷却が起きていること

 

美ヶ原高原で迎えた日の出

E-M1MarkII f/0.95 1/125sec ISO-200 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

星空観賞を終えた後は、朝陽に染まる高原の景色を眺めようと早朝の美ヶ原高原を散策しました。

美ヶ原高原への車両乗り入れは宿泊者以外禁止のため、ふるさと館の駐車場へ駐車のうえ徒歩で行く事になります。
(駐車場から美しの塔まで徒歩10分程度、塩くれ場の公衆トイレまで徒歩15分程度掛かります。)

 

E-M1 f/8 1/100sec ISO-200 150mm M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

少しずつ朝陽色に染まり始めた景色を楽しみつつ美しの塔へ。
深夜にビーナスラインで嫌というほど遭遇した鹿ですが、美ヶ原高原では50頭近い大群で目的しました。
余り人間を怖がらない個体が居るので、道を走っている途中にこんな大群と遭遇したらと思うとゾッとしますね(笑)

E-M1 f/8 1/200sec ISO-200 45mm M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

ちょうど良いタイミングで美しの塔に到着する事が出来たお陰で、日の出と共に美しの塔や周囲の景色が徐々に朝陽色に染まっていく様子も楽しめました。

ビーナスラインの朝景

E-M1MarkII f/8 1/640sec ISO-200 9mm M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

美ヶ原高原で日の出を眺めた後は早朝のビーナスラインをドライブしながらホテルへ。
美ヶ原では見る事が出来なかったレンゲツツジも標高が低い霧ヶ峰や車山の辺りでは少し楽しめる事が出来ました。

レンゲツツジの花季
例年標高が低い場所では6月初旬から楽しむ事が出来ます。
美ヶ原など標高の高い場所では6月中旬頃より開花し始めますが、最近は温暖化の影響で早めに推移する傾向にある様です。

 

Part.3に続きます。