梅雨の晴れ間を狙って山陰・山陽・北部九州の絶景スポットを巡る旅(Part.6 糸島のお洒落カフェと阪九フェリーの船旅)
過去最速で梅雨入りを迎えた2021年。
天候不順に加えコロナ禍な状況もありドライブ旅を楽しむ機会を逃し続けていましたが、梅雨の晴れ間が数日続いたタイミングを狙って、山陰・山陽・北部九州の絶景スポットを巡る旅を楽しんで来ました。
旅の目的
今回のドライブ旅の目的は大きく3つ。
- 貴重な梅雨の晴れ間を最大限活かしたドライブ旅を楽しむ。
- 人混みを避けつつ、絶景スポット巡りと写真撮影を楽しむ。
- 3密を避けられる様であれば、旅先のグルメを満喫する。
今回は梅雨時という事もあり、当日の天候に合わせて目的地を決めた行き当たりばったり旅になりましたが、行く先々で晴れ間に恵まれたお陰で素晴らしい景色とオープンドライブを満喫する旅になりました。
糸島の海岸沿いテラスのあるお洒落カフェ
旅の最終日は二日目にも訪れた糸島へ。
ロードスター乗りの友達と待ち合わせして、海岸沿いにあるおススメの絶景カフェでモーニングオフ会しました。
【住所 】福岡県糸島市志摩桜井4423−7
【電話番号】092-332-8607
【営業時間】9:00~10:30(モーニング)/11:30~15:00(駐車可ランチ)/15:00~17:00(カフェ)
【営業日 】不定休
【駐車場 】有(5台程度。満車の場合は近隣の空き地に駐車可)
※新型コロナウイルスの感染状況次第で営業時間が異なる様ですので、来店の際は事前に確認される事をお勧めします。
お店へのアクセス
伊牟田交差点から二見ヶ浦方面へ進むと歩道にお店の看板が立っているので、その先にある側道へ左折します。
側道へ入り100メートルほど進んだ場所にあるワダツミの神を祀る鳥居を潜った先にカフェがあります。
写真はカフェから側道を撮った一枚。
事前情報無しに訪れたので、てっきり神社の境内にお店があるのかと思いました(笑)
絶景カフェで楽しむ女子力高めなモーニング
店のすぐ目の前に砂浜と海が広がる最高のロケーション!
訪れた日は平日かつ曇り空でしたが、それでも数組の人が開店を待っていて人気店である事が伺えました。
初訪問なので特等席のオープンテラスでモーニングを楽しみました。
こんな絶景をバックに写真を撮る時は、やはり女子力高めなメニューが似合います(笑)
この日はモーニング利用で訪れましたが夕暮れ時だと玄界灘のサンセットも楽しめるので、また機会があればディナー利用で再訪したいと感じたお店でした。
志賀島・新門司で見た景色
糸島でモーニングを楽しんだ後は、この日の夜から天候が急速に悪化する予報だったのでフェリーに乗って帰路へ就く事に。
出航まで時間があったので、福岡から北九州の海沿いをドライブしながらフェリーターミナルへ向かいました。
写真は志賀島で撮った一枚。
この日は曇天に加え霞みが酷くイマイチな眺めでしたが、日没の時間帯に訪れて対岸の福岡市街の夜景をバックに愛車撮影してみたいと感じた素敵なロケーションでした。
こちらは旅の初日に夜景を楽しんだ門司港での一枚。
夜景だととてもカラフルに見えた海峡ゆめタワーも日中に眺めると随分と違った印象。
関門海峡は最狭部では500メートル程度しか幅が無い場所を一日平均600隻の船舶行き交う海上交通の要衝という事もあり、大小様々な船舶が続々と眼前に行き交う眺めを楽しめました。
北九州~関西間のドライブ旅に便利な阪九フェリー
北九州の海沿いドライブを楽しんだ後は新門司からのフェリーで帰路へ。
北九州から関西に向けての航路は寄港地や事業者別で幾つか選択肢がありますが、今回は阪九フェリーが運航する新門司~関西航路を利用しました。
写真は新門司港神戸行きターミナルでの一枚。奥に見える船が今回乗船した「せっつ」、その隣に見える建物が神戸行きのターミナルです。
乗船手続きから出航までの流れ
ターミナルに入ると最初に検温があります。問題無ければ係員から検温済みである事を証明する紙を渡されるので、窓口へ持参し乗船手続きを行います。
クルマで乗船する場合は車検証のチェックがあるので忘れずに持参しましょう。
電話予約・窓口予約の場合は乗船申込書への記入が必要ですが、インターネット予約の場合は予約番号を伝えるだけでOKです。
インターネット予約した上での乗船手続きであれば、車検証などの確認含め2~3分程度で完了しました。
手続き完了後、乗船券と個室利用の場合はカードキー(返却不要)を受け取ります。
最低地上高が低いクルマでの乗船について
我が家のロードスターは純正車高ですが「最低地上高の低いクルマ」認定を受けてしまい、トラックと同じ搬入経路で乗船しました。。。
そのため一般車両の搬入は左舷からの様ですが、冒頭の写真で見えている船体正面開口部の搬入路より乗船しました。
阪九フェリーの新造船「せっつ」 概要
今回乗船した「せっつ」は2020年3月に就航したばかりの新造船で、瀬戸内航路で就航するカーフェリーとしては最大規模の船です。
総トン数:16,040トン
全長:195m
全幅:29.6m
航海速力:23.5ノット
旅客定員:625名・トラック277台・乗用車:188台
瀬戸内海航路の北九州~関西便は1万トン前後の船にしか乗った事が無かったので、まずその大きさに驚かされましたが、車両甲板から船内に入ってからはカーフェリーとは思えない広々としたエントランスなど設備の豪華さと綺麗さに驚かされっ放しでした(笑)
利用した船室について(DXシングル)
今回利用したのは7FフロアにあるDXシングルルーム。
- テレビ・洗面台付き
- 部屋タイプ:洋室
- 定員・部屋数:1名・46室
- 広さ:5.2㎡
- ベッド幅:80×200(cm)
閑散期を覗き、完全個室タイプの一人部屋はスタンダードシングル(洗面台が無いタイプ)も選択可能ですが、3㎡程度の広さしか無い様なので差額を考えてもDXシングルの方がお勧めです。
DXシングルを利用した感想
- 快適性
他の運航会社のフェリーで個室利用した際、騒音で余り快適に過ごせなかった事があり少し気になっていましたが、航行中特に気になる騒音も無く快適に過ごす事が出来ました。
ベッドの寝心地については一般的なビジネスホテルで使われているマットレスと同等のレベルに感じました。マットレスの硬さについては普段かなり柔らかいマットレスを使っており硬さが合わない場合が多いのですが、熟睡出来たので比較的柔らかいマットレスの様に感じました。
マイナスポイントとしては窓が無いタイプの部屋なので航行中の景色が楽しめない点が挙げられますが、どうしても船室から航行中の景色が見たいのであれば、お金で解決するしかありません(笑) - 設備面
他の航路で個室を利用した際と同等の備品を備えていたので、その点では特に不満はありませんでした。
テレビは航行中ワンセグに切り替わる場合があったものの頻繁に電波が途切れる事無く視聴可能でしたし、HDMI入力も使えたのでタブレットを繋いで動画視聴も可能でした。
マイナスポイントとしては客室ではネット接続出来無かった点。
客室が奥まった場所にあった事がかなり影響していると思いますが、出航前から携帯の電波(ドコモ・楽天)が届かないうえに、船内のフリーWifi(※)も電波が届かなくて利用出来ませんでした。
携帯・フリーWifi共にエントランスなど共用部に移動すれば問題無く繋がるものの、航行中は接続が不安定になる場面もあったので、航行中のネット利用は回線負荷が掛からない程度であれば使える前提で考えておいた方が良いと思います。
上述した理由もあり、ネット動画などを見て過ごすのであればストリーミング視聴は諦めて事前にダウンロードしておく事をお勧めします。(※)1回の接続で30分、1日4回まで利用可能です。
船内レストランでの夕食
今回の船旅で一番の好印象だった、6Fにある船内レストランでの夕食。
コロナ禍で乗船率が低調な事もあり、正直なところ「食べられるだけマシ」程度にしか考えていなかったのですが、日替わりメニューや寄港地のご当地メニューだけでなく、食材と調理法違いで何種類か選べる肉や魚のメニューなどもあり、ドリンクを含め非常に豊富なメニューが提供されていました。
せっかくの船内レストランでの夕食なので、船からの夜景を眺めつつ美味しく頂きました!
その他船内設備の紹介
浴室
7Fには新造船の売りでもある露天風呂付きの大浴場があります。(3名分のシャワーブースもあり)
神戸航路では夜:乗船後~22時、朝:6時~入港までの時間帯で利用可能でした。
露天風呂のストリートビュー
5名程度が同時に入浴出来る広さがある立派な露天風呂でした。
沖合から航路沿いに広がる夜景や夕陽・朝陽を眺めながら露天風呂を楽しめる機会は余り無いと思うので、また九州を旅する機会があれば阪九フェリーを利用したいと感じました。
売店・自販機コーナー
5Fに売店(夜:乗船時~22時、朝:5時~下船時)、客室のある各フロアに自販機コーナーがあります。
売店では朝の営業時に焼き立てパンと淹れたてコーヒーの販売があります。
阪九フェリーの新造船を利用した感想
今回利用した阪九フェリーの新造船「せっつ」。
非常に綺麗で広々した造りの船内と客室、露天風呂付きの大浴場や豊富な飲食メニューを提供する船内レストランなど充実した設備を備えており、非常に快適かつ贅沢な船旅を楽しめました。
船旅ならではの時間を楽しみつつ、寝ながら移動出来るメリットを活かした体力的に余裕を持った旅のプランも立てやすい点も、特に長距離ドライブを楽しむうえでは大きなメリットになり得ると今回の旅で実感したので、今後九州を旅する機会があれば積極的に利用しようと思います。
まとめ
梅雨の晴れ間を狙って新緑の大山ドライブからスタートした今回のドライブ旅。
冒頭に記載した通り、その日の天気次第で目的地を決めながらの行き当たりばったり旅でしたが、天気に恵まれたお陰で絶景ドライブを満喫出来たり、帰路で利用した阪九フェリーは想像以上に快適かつ贅沢な船旅が楽しめる気付きを得られたりと、非常に収穫が多い非常に充実した旅になりました。
梅雨の晴れ間を満喫する旅(動画編)
今回のドライブ旅で撮影した車載動画を纏めてみました。
角島と生月島のサンセットや阿蘇パノラマラインの風景など、絶景ドライブの様子が動画で楽しめます。