梅雨の晴れ間を満喫する旅(長野編 Part.1 ビーナスラインの夕陽と夜景)

2021春 長野の旅
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梅雨の晴れ間に長野で楽しんだ高原ドライブ旅(Part.1 ビーナスラインの夕陽と夜景)

過去最速で梅雨入りを迎えた2021年。
天候不順に加えコロナ禍な状況もありドライブ旅を楽しむ機会を逃し続けていましたが、新月の前後で晴れたタイミングを狙って、前回のブログで紹介した旅に続き今度は長野を旅して来ました。

山陰・山陽・九州北部を旅した際の記事はこちら

旅の目的

今回のドライブ旅の目的は大きく3つ。

  • フォクトレンダーとポータブル赤道儀を使った星景撮影を楽しむ。
  • 人気が少なく涼める場所でドライブと写真撮影を楽しむ。
  • 3密を避けられる様であれば、旅先の観光やグルメも楽しむ。

梅雨時かつ高地での撮影という事もあり天候の急変が気になる所でしたが、滞在中はずっと晴天に恵まれたお陰で素晴らしい星空と高原ドライブを満喫する旅になりました。

快晴のビーナスラインで楽しむ高原ドライブ

E-M1MarkII f/8 1/1000sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

初めは光害が少なく天気も良かった高知(四国カルスト)方面へ行くつもりでしたが、宿泊予定していたホテルを抑えられなかったので、第二候補の長野(ビーナスライン)方面へ行く事に。
白樺湖からビーナスラインに入り、道沿いの眺望スポットへ立ち寄りながら美ヶ原高原を目指しました。

ビーナスラインとは

長野県茅野市(国道152号線塚原交差点)から長野県上田市(美ヶ原美術館)に至る76Kmの観光道路。
元々は二つの有料道路(蓼科有料道路・霧ヶ峰有料道路)として運用していましたが、2002年に無料開放されました。
国定公園内にあるビーナスラインはルート上に蓼科高原(標高約1,250M)、白樺湖(標高約1,400M)、霧ヶ峰高原(標高約1,600M)、車山高原(標高1,560M)などの観光スポットがあり、それらの観光スポットを平均標高1,400Mで繋ぐルートは緩やかなカーブが続く高原地帯、ヘアピンカーブとアップダウンが続く山岳地帯など、終点の美ヶ原高原美術館(標高約2,000M)に至るまで非常に変化に富んでおり、国内屈指の観光山岳道路の一つとされています。

E-M1 f/4 1/3200sec ISO-200 7mm M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

車山肩からヘアピンカーブを撮った一枚。
晴天に恵まれたものの霞の影響で富士山を眺める事が出来ませんでしたが、新緑の高原と青空に向日葵色のロードスターが映える素晴らしい眺めを満喫出来ました。

 営業時間に間に合わず立ち寄れませんでしたが、車山肩駐車場のすぐ近くにある「ころぼっくるひゅって」はオープンテラスで霧ヶ峰の景色を眺めながらカフェや軽食を楽しめて、非常にお勧めのカフェです。
立ち寄った時の記事はこちら

 

 

E-M1MarkII f/8 1/40sec ISO-200 45mm M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

美ヶ原高原公園線(白樺平)での一枚。

終点にある道の駅美ヶ原高原へ立ち寄った時点で日没まで1時間以上あったので、美ヶ原高原道路(通称裏ビーナス)でサンセットを眺めようと美ヶ原高原公園線を下って行ったのですが、落石の影響で番所ケ原スキー場から先が通行止め。。。

美ヶ原までの道沿いにあった通行止めを知らせる看板を見落としていたうえに、Googleマップ(ナビ)では通行止め情報を確認する事が出来なかった不運も重なり無駄足になってしまいました。

日中のビーナスラインで撮ったその他写真

美ヶ原で迎えたサンセット

E-M1MarkII f/8 1/2500sec ISO-200 12mm M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

裏ビーナスへ行き損ね、他のサンセットポイントへ向かおうと慌てて来た道を引き返して来たのですが、道の駅まで戻って来た時点でサンセットを迎えつつあったので、道の駅近くの定番撮影スポットで日没を迎える事に。

日暈が出ていた一瞬を捉えた一枚。

E-M1MarkII f/0.95 1/400sec ISO-100 10.5mm Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

日中は7-14mm F2.8と12-40mm F2.8の2本のM.ZUIKO DIGITAL ED PROレンズで撮っていましたが、サンセット以降の時間帯はVoigtlander Nokton 10.5mm F0.95とM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROに付け替えて撮影。

VoigtlanderはF値の明るさもさることながら、このレンズならではの夕暮れの黄昏れ感と太陽光でもF4程度に絞れば綺麗な光芒が得られる所にすっかり惚れ込んでいます。

E-M1 f/8 1/50sec ISO-100 45mm M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

こちらは美ヶ原美術館に沈む夕陽を寄せ気味に撮った一枚。
帰宅後に知りましたが、美ヶ原美術館に沈む夕陽は夏至前後の限られた期間しか見る事が出来なかったので、色々と幸運が重なって出逢う事が出来た貴重な景色だった様です。

美ヶ原で撮ったその他の写真

 

 

ビーナスラインから眺めるマジックアワー

E-M1MarkII f/0.95 2sec ISO-400 10.5mm  Voigtlander Nokton 10.5mm F0.95

日没後は天の川が狙ったアングルに登って来るまでかなり時間があったので、夜の星景撮影に備えて一旦ホテルに戻って仮眠を取る事に。

冷え込みに関しては、日中の最高気温が諏訪湖周辺で28度あったので極端に冷え込む事はありませんでしたが、それでも夕暮れ時にビーナスラインを走っている最中で20度前後、日没後では15度程度まで気温が低下したので、夕涼みしながらドライブするには最高にいい場所だと改めて実感しました(笑)

美ヶ原からの帰路は所々でマジックアワーと夜景を楽しみました。
車山肩や白樺湖など、主だった眺望スポットは麓の光害が酷くて本格的な星景撮影には向かないと感じましたが、夜景撮影スポットとして考えると比較明合成を活用すれば面白い写真が撮れそうに感じたので、また訪れる機会があれば夜景撮影にもチャレンジしてみたくなりました。

今回利用したホテルについて

今回は星景撮影が一番の目的で深夜から明け方に掛けて行動するため「24時間出入り自由」なホテルへの宿泊が必須条件だったので、真冬にビーナスラインへ訪れた際に利用した諏訪湖畔にあるホテルへ宿泊しました。

真冬にビーナスラインへ訪れた際の記事

 

Part.2に続きます