CX-3からMAZDA2 15MBへの乗り換え

独り言
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6年乗り続けたCX-3を降りる事に。その理由と乗り換え車種に求める要件、乗り換えた決め手。

デザイン性の高さに一目惚れした妻が衝動買いしたCX-3。

2015年に初期型(SKY-D)を購入後、2018年に大幅改良モデル(SKY-G)に乗り換える事になり、2台で通算6年3か月ほど乗り続けて来ましたが、訳あって初回車検を迎えるタイミングで降りる事になりました。

CX-3購入時の選定理由や乗ってみての評価記事はこちら

 

CX-3を降りる事に決めた理由

(最終的に決断したのは持ち主である妻ですが)降りる事を決めた唯一かつ最大の決め手は妻自身が全く乗らなくなったこと。
ここ1年に限れば一緒に出掛けた機会を含め一度もハンドルを握っていません。。。

次の決め手はATモデルである点。
持ち主自身が全く乗らなくなった分、私が代わりにロードスターと使い分けして乗っていましたが、(詳細は割愛しますが)より濃密にクルマとの対話を楽しみたい私にとって3ペダルでは無い点でどうしてもロードスターに乗る頻度が多くなってしまいました。

上述した2点の理由があり、特にこの1年に限ると暖冬で雪道ドライブの出番が無かった事も影響して、2台持ちする為に支払うコストに対するメリットを得られない程度までCX-3の稼働率が下がっていたので、初回車検を迎えるタイミングで降りる事に決めました。

乗り換え候補の選定

妻がCX-3を降りる決断をしたので、今後どの様なカーライフを送りたいか?改めて再定義してみることに。

次期愛車に求める条件の再定義

大前提としてCX-3購入当初と多少ライフスタイルが変化したものの「2台持ちは続ける」点では意見が一致したので、利用頻度が高い私の価値観を最大限取り入れる形で、今後どの様なカーライフを送りたいかの整理と次期愛車に求める要件を再定義する事に決めました。

次期愛車に求める要件(優先度の高い順に記載)

  • 純粋な内燃機関で3ペダルのクルマであること
  • 操作性の面において悪い癖や違和感が無いこと
  • モータースポーツ用途にも使える車種であること
  • CX-3と同等以下のランニングコストに収まること
  • CX-3と同等程度の実用性を有していること
  • 上述の条件を全て満たしたうえで、満足出来るデザイン性の高さを有していること

以下、各要件の具体的な内容になります。

純粋な内燃機関で3ペダルのクルマであること

ATであった事がCX-3を降りる大きな理由になった点、「純粋な内燃機関」としているのは、世界的な環境規制強化の流れが進む昨今の情勢を見る限り、純粋な内燃機関(ICE)を3ペダルで楽しむ事が出来るクルマを新車購入出来る最後のチャンスになりそうな点もあり、絶対条件として1番に挙げました。

操作性の面において悪い癖や違和感が無いこと

カタログスペック上の性能や機能がどれだけ優れていても、ペダルオフセットが酷かったり初期応答がシビア過ぎたりして運転操作において悪い癖や違和感があると運転操作に集中出来ず、せっかくMTなクルマに買い替えても「車との対話を楽しむ」という本来の目的を果たす事が出来ません。
あと、エアコンなどの操作系がタッチパネル化されているとドライバビリティだけでなく安全性も犠牲になるので、重視する要件として考慮しました。

 

モータースポーツ用途にも使える車種であること

ロードスターの車齢が12年目を迎え、今後コンディション維持に掛かるコストの上昇も意識しておく必要があるので、出来れば今までロードスターが担っていたモータースポーツ用途としても使える「普段使いも出来る遊びクルマ」が欲しいと思っていたこともあり、2番目に優先する候補として挙げました。

敢えて「モータースポーツ用途として使える車種」と定義したもう一つの理由としては、将来的に純正状態を乗りこなせる様になった後の余白を埋めるアフターマーケットがそれなりに充実している車種である点も意識しています。

CX-3と同等以下のランニングコストに収まること

先述した理由、特に2番目が影響する要件でもありますが、多少今までよりクルマを酷使する利用状況も考慮した車種選定をする必要があり挙げました。
具体的には極力車重が軽量であること、NAエンジンであること、現在の安全基準を満たすうえで必要最低限なもの以外に余分な電子制御が搭載されていないことが挙げられます。

CX-3と同等程度の実用性を有していること

CX-3と同じく状況に応じた柔軟な使い分けが出来る実用性を有した車種である事が必須条件になるため挙げました。

※今後は以下の使い分け方になる想定

  • 春・秋・冬(非雪道) → ロードスター
  • 夏・冬(雪道)、モータースポーツ、3名以上の乗車(積載) → 次期愛車2号機

 

上述の条件を全て満たしたうえで、満足出来るデザイン性の高さを有していること

私自身もCX-3のデザイン性の高さに惚れ込んだ事もあり、CX-3と同等を望むのは難しいかも知れませんが、少なくとも乗り換えるクルマに対しては「妥協」では無く「満足出来る」レベルのデザイン性の高さは求めたいので要件として挙げました。

 

こうして次期愛車に求める要件を具体的に整理してみると、幾つかの車種が一瞬だけ浮かんでは消えていき・・・最終的に一車種だけ頭の中に残る結果に。
そんな訳で今回は要件整理はしたものの、車種選定無しの指名買いで次期愛車を決める事になりました。

 

次期愛車に決めた「MAZDA2 15MB」

 

MAZDA2|グレード・価格 - モータースポーツ車|マツダ
力強いトルクフルなエンジンセッティングのSKYACTIV-G 1.5とギア比を最適化した6MTで、モータースポーツのあらゆるシーンで、ストレスのない思い通りの走りを発揮できます。

新車で買える車種の中で挙げた要件を唯一全て満たす車種である事と特に以下の点が決め手になり、MAZDA2 15MBに乗り換える事に決めました。

  • 過去に試乗した際、重量配分は異なるもののNDに通じる軽い身のこなしと乗り味が好印象だったこと
  • モータースポーツ用途のグレード設定(今回選択した15MB)があり、標準グレードの販売台数も含めると、今後暫くはアフターマーケットでパーツ入手が出来そうなこと
  • 軽量、小排気量NAエンジン、最低限の電子制御(機器)なので、CX-3と比べランニングコストの低下が見込めること
  • (あくまで個人主観ですが)CX-3には叶わないものの満足出来るデザイン性の高さを有していること

 

ディーラーの営業マンすら「15MB??あ~、そんな車種もありましたね!」って反応を示す隠れキャラ的車種なので、試乗無しで購入する事になり若干ギャンブル的な所はありますが(笑)
個人的に信頼出来るプロドライバーのレビューを見る限り、積極的にロールさせる柔らかい脚と変な癖が無い運転感覚との高評価を与えていたので、当面は吊るしの状態でも楽しめそうに感じています。

人生初のFFでMTなクルマと言う事もあり、当面はノーマルの素性を掴む事とポテンシャルを引き出すドライビング鍛錬を兼ねてMFCTのNORMALクラスへ参戦、乗りこなせる様になった段階でTUNEDクラスにステップアップしてノーマルに足りない部分の余白を埋めつつ、より高い限界域でのドライビング鍛錬とタイムアップを目指していこうと考えています。

15MBだけ年次改良後モデルの生産が9月開始なので現時点では明確な納期が決まっていませんが、運が良ければシルバーウイークは慣らしドライブ旅を楽しめるかも知れないので、今から気長に納車を待ちたいと思います。