【OLYMPUS MC-20】PROレンズと対応テレコンで手軽に超望遠撮影環境を手に入れる

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M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROに対応した2倍テレコンバーター導入で、手軽かつ軽量コンパクトな超望遠撮影環境を手に入れる

ドライブ旅行用望遠レンズとして導入したオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(望遠レンズの導入記事はこちら)
旅先で美しい景色と共に愛車撮影する用途に限れば、レンズ単体の焦点距離が35mm換算で300mmという事もあり、テレ端の焦点距離に不足を感じるシーンはありませんが、散策中に遠く離れた場所に見付けた景色やオブジェをクローズアップして撮りたいと言ったシーンでは、もう少し望遠域の焦点距離が欲しくなります。

そう言った場合、普通であれば別に望遠レンズを購入する必要がありますが、我が家の様に撮影機材を軽量コンパクトにしたい方にとって、重くて嵩張る上に非常に高価な望遠レンズは、所有する事に対するハードルが非常に高いレンズです。。。


そんなハードルをクリア出来る機材は無いか?と探した結果見付けたのが、オリンパスのMC-20でした。

MC-20はオリンパスが販売するPROレンズ専用(*1)のテレコンバーターレンズ(テレコン)で、マスターレンズの持つ光学性能や軽量コンパクトさのメリットをスポイルする事無く焦点距離を2倍に伸ばす事が出来、価格面においても別途望遠レンズを購入する場合と比べると、断然安価なコストで手軽に超望遠撮影可能な環境を手に入れる事が出来ます。

勿論、価格や重量面のメリットだけでなく、マスターレンズの持つ光学性能の劣化は最小限に抑えられており、写真関連のメディアだけでは無く、実際手に入れたユーザーからも非常に評判が良い事から、発売直後から品不足で適正価格での入手が困難な状況が続いていましたが、ようやく手に入れる事が出来ました。

(*1)記事執筆時点での対応レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROとM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROと組み合わせれば、テレコン込みで1,420gの重さながら、35mm換算で1,200mmの超望遠レンズとして使えます!

MC-20導入には対応レンズのファームウェアアップデートが必要の場合も


テレコン本体は4群9枚のレンズ構成ながら、150gと軽量な重量に加えサイズも非常にコンパクト。
勿論テレコン本体もPROレンズやボディと同じ防塵・防滴・耐低温仕様なので、撮影条件やフィールドに縛られる事無く気軽に撮影に連れ出せます。


40-150mm PROに装着した状態。
テレコン装着による全長の増加は25.9mmに留まるので、この状態で手持ちのカメラリュックに収納する事が出来てしまいます!


マスターレンズ側のファームウェアアップデートが行われていない場合、画像のメッセージが表示されます

さっそく試し撮りしてみようと思ったのですが、電源を入れると謎のメッセージが・・・
マニュアルにしっかりと記載されていましたが、このテレコンを使うためにレンズ側のファームウェアをアップデートする必要がありました。

レンズのファームウェアアップデートは専用ソフトで行います

ファームウェアのアップデートはネットに接続可能なPC上で、オリンパスが提供するソフトウェアを利用して行います。
※以前は専用のデジタルカメラアップデータが配布されていましたが、現在は画像編集ソフトのOlympus Workspace(配布ページはこちら)に機能が統合されています。


ファームウェアバージョンの確認画面
レンズのファームウェアが旧バージョンである事を確認したので、バージョンアップを実施しました。
※2倍テレコンに対象したファームバージョンが1.3となります

我が家は画像編集にOlympus Workspaceを使用していないので、既にインストール済みのオリンパスデジタルカメラアップデータを利用してファームウェアアップデートを実施しました。

MC-20装着 室内撮りでズームマクロとして使ってみた

ファームウェアのバージョンアップを終えボディの電源を入れると、無事テレコンを含めレンズが認識されたので、さっそく我が家の愛猫グリさん(愛猫記事はこちら)で試し撮り。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:150mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/13秒 ISO感度:1600

まずはマスターレンズのテレ端(150mm)で撮った一枚。
テレコン装着により絞りは2段下がるものの強力な手振れ補正はそのままなので、室内撮りでもある程度明るさがあれば、極端に感度を上げなくても手持ち撮影で問題無く使えます。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/13秒 ISO感度:1600

こちらはテレコンでのテレ端(300mm)で撮った一枚。
焦点距離が2倍になったので、同じ位置から撮ってもグリさんの顔がドアップになりました(笑)

テレコン装着時においても約73cmの最短撮影距離が確保されている上に、35mm換算の最大撮影倍率0.84倍相当のズームマクロとしても使えるので、E-M1から搭載された深度合成を活用するなどすれば、ネイチャーフォトで大いに活躍しそうですね!

また室内で猫撮りする観点であれば、猫はカメラのレンズを大きな目と認識して警戒する習性があるので、標準域のレンズでここまで寄せて撮ろうとすると、狙った表情やポーズで撮る事が難しいのですが、警戒されない距離からグッと寄せて撮る事が出来るので、意外と室内撮りでも活用出来そうです。

MC-20の本領発揮!超望遠レンズとして使ってみた

ズームマクロとしても使えるテレコンですが、やはり超望遠域が求められる撮影シーンで使ってこそ本当の能力を実感出来る・・・という事で、ネットで「飛行機撮りの聖地」と称される千里川土手まで飛行機撮りに行って来ました。

飛行機撮りの聖地と言われる「千里川土手」で超望遠撮影!

車での千里川土手への行き方

大阪国際空港南東に位置する千里川土手は公共施設として整備された場所では無いため、車で行く際は近隣のコインパーキングを利用する事になります。

周辺には幾つかのコインパーキングが存在する様ですが、比較的最近出来た(らしい)こちらのパーキングを利用しました。
※執筆時点においてグーグルマップの画像では空き地になっていますが、本記事執筆時点では写真の通り駐車場として整備されています。

【駐車料金】
08:00~20:00 60分/200円
20:00~08:00 60分/100円
24時間最大料金 700円
※周辺の他の駐車場も概ね同程度(日中は60分 200~300円)の料金の様です。

訪れた日は平日かつ早朝という事もあり、すんなりと駐車出来ましたが、撮影条件が良い日の夕方だと相当混雑する様ですので、車で夕方に訪れる場合は余裕を持って行かれる事をお勧めします。

2020/2/6 追記


「オリックスパーキングスポット 千里川土手」であれば、写真の様に着陸する旅客機をバックに愛車撮影する事が出来ます!

【駐車料金】
07:00~21:00 20分/100円
21:00~07:00 60分/100円
24時間最大料金 700円

頭上をかすめる様に滑走路へ着陸する旅客機が次々と飛来する、絶好の撮影スポット!

今回訪れた際に止めた駐車場から千里川土手までの所要時間は約5分ほど。
北へ200メートルほど歩いて交差点を左折した先にある橋を渡り、千里川沿いの土手道を南に200メートルほど歩けば、頭上をかすめる様に滑走路へ着陸する旅客機が次々と飛来する、絶好の撮影スポットに到着!


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:124mm 絞り値:f/8 露出時間:1/60秒 ISO感度:100

さっそくテレコンの威力を確かめようと、まずは今までの焦点距離の範囲で撮ってみた一枚。
この一枚だけ見ると、今まで使えていた焦点距離でも、まずまず寄れているかな?と感じますが・・・


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/8 露出時間:1/80秒 ISO感度:100

テレコン装着で使える様になったテレ端で撮影すると、さすが35mm換算600mmの超望遠は伊達じゃないと実感する寄せっぷり!


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/7.1 露出時間:1/125秒 ISO感度:100

離陸待ちの旅客機をテレ端で撮れば、コックピットの機長も判別出来るレベルまで寄せる事が出来ます。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:230mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/80秒 ISO感度:100

滑走路から次々と離陸する旅客機を撮った一枚。
千里川土手からは滑走路が真正面に見える場所から撮影出来るので、バックに見える市街地や長尾連山を入れた都市空港ならではのショットが撮れます。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/100秒 ISO感度:100

離陸の瞬間を捉えた一枚。
ズームで撮るとジェットブラストも捉える事が出来て写真に迫力が出ます。


離陸シーンの動画も撮ってみました。
動画だとジェットブラストがより明確に写っていて、離陸シーンの迫力が更に増します!

 


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/2500秒 ISO感度:100

滑走路と反対側を向いて、伊丹空港への着陸態勢を整えた旅客機を捉えたショット。
撮影当日は曇天で冴えない空模様でしたが、運良く朝陽が差した時間帯に旅客機が飛来してくれたお陰で、素敵な一枚が撮れました。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:110mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/1600秒 ISO感度:100

離陸する旅客機を真下から狙い撃ちしたショット。

真下からテレ端で胴体を狙い撃ちしようと何度もトライしましたが、流石に飛行機撮り初心者には無理でした(笑)
少し寄せて撮ったので機体の大きさがより強調されていますが、頭上をかすめる様に着陸するので、目視でも相当な大きさと迫力を感じます。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/7.1 露出時間:1/500秒 ISO感度:100

滑走路から数十メートルほど北側に移動した場所から、着陸する旅客機を追い掛けたショット。
先程のショットと違って無理の無い姿勢で構えて撮影出来たお陰で、コックピットを目一杯寄せて撮る事が出来ました。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:190mm 絞り値:f/7.1 露出時間:1/160秒 ISO感度:100

土手を飛び越えて空港内へ入った辺りを捉えたショット。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:240mm 絞り値:f/7.1 露出時間:1/160秒 ISO感度:100

着陸の瞬間を捉えたショット。
空港内へ入った辺りからバックに民家が入り込むのを見ると、改めて物凄い場所にある空港だと実感します。


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20)
焦点距離:300mm 絞り値:f/5.6 露出時間:1/250秒 ISO感度:100

着陸するターボプロップ機を捉えたショット。
かなり手前の位置で着陸してくれたお陰で、ジェットブラストの空気のゆらぎがハッキリ描写された迫力のある陸シーンを撮影する事が出来ました。

室内・屋外撮りしてみた感想
  • 画質
    プロのレビューを見ると若干の画質劣化が見られるとの事でしたが、個人的な感想としては余程シビアに画質を要求されるシーンで無ければ、撮影シーンを問わず違いを感じませんでした。
  • 手振れ補正
    テレコン装着により絞りが2段下がる事もあり、マスターレンズ比で厳しくなるシーンが増えますが、それでも全域5.6通しで使えるため、他の望遠レンズと比較した場合においてもデメリットに感じないのでは?と思います。
  • AF性能
    いずれの撮影シーンにおいても、テレコン装着の有無によるAF性能の劣化は感じませんでした。
    それよりも、テレ端の焦点域においては少しの手ブレが狙った被写体から大きく外れる=ピントがずれる要因になるので、手ブレを少なくする構え方を意識る事が重要だと感じされられました。
超広角レンズで周囲の景色を取り込んだ、ダイナミックな一枚を狙うのもオススメです!


滑走路の正面に立つと、続々と着陸する旅客機が頭上スレスレを飛び越えて行きます!

飛来する機体を望遠で寄せても迫力あるショットが撮れますが、飛んでいる機体を至近距離で捉えられる場所のメリットを活かして広角で撮っても面白そうに感じたので、先日購入した超広角レンズでも撮影してみました。(超広角レンズの導入記事はこちら


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12 F2.8 PRO)
焦点距離:7mm 絞り値:f/6.3 露出時間:1/320秒 ISO感度:100

千里川に掛かる進入灯橋を一緒に入れてみたショット。
運良く光芒が差してくれたので、インスタ映えする一枚になりました(笑)


E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12 F2.8 PRO)
焦点距離:7mm 絞り値:f/6.3 露出時間:1/320秒 ISO感度:100

ほぼ真下から機体全体を捉えたショット。
画角の広さは正義だと実感した一枚になりました。

  E-M1Mk2(M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12 F2.8 PRO)
焦点距離:7mm 絞り値:f/6.3 露出時間:1/320秒 ISO感度:100

衝突防止灯が光った瞬間を捉えたショット。
これで滑走路が入っていると完璧でしたが、この日は捉える事が出来なかったのでリベンジ決定です。


着陸シーンの動画も撮ってみました。
頭上スレスレを飛ぶ旅客機とジェットエンジンの轟音の迫力が伝わって来ると思います!

 

千里川土手は想像以上に間近を飛行機が飛んでいくので、望遠でも広角でも飛行機撮りが楽しめる場所でした。
夕方であれば夕日をバックに、日没後は誘導灯がキラキラ光る滑走路を離着陸する、日中とはまた違った景色に変化するので、時間帯を変えて何度でも飛行機撮りが楽しめそうです。

 

まとめ

軽量コンパクトな機材で超望遠撮影が楽しめながらも、マスターレンズの性能をスポイルする事が無い描写力、AF性能、防塵・防滴・耐低温と言ったメリットが得られる、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-20の組み合わせ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROとの組み合わせであれば、普段は全域F2.8が使える明るいズームレンズとしても使える利便性も併せ持っており、同等スペックを持つ他のレンズと比べコストパフォーマンスに優れた超望遠撮影環境を手に入れる事が出来ます。

超望遠域を使った撮影を楽しみたいけど、撮影頻度が少ないので価格面で二の足を踏んでいる方、我が家の様に撮影機材を軽量コンパクトにしたいとお考えの方にとっては、手軽に超望遠撮影環境を手に入れる事が出来て非常にお勧めです!

 

今回購入したテレコン本体はこちら

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