岡山の瀬戸内に広がる景色を巡る旅(Part1 日生・玉野編)
少し冬らしい寒さが感じられる様になった2月上旬、温暖な地でオープンドライブを楽しもうと、岡山(備前・備中)の瀬戸内沿いを旅して来ました。
旅の目的
今回の旅の目的は大きく4つ。
- カキオコを食べたい
- 王子が岳でハイキングと写活を楽しみたい
- 鷲羽山から夕陽と日の出を見たい
- 瀬戸内の多島美を満喫したい
旅の目的地として岡山を選んだ理由は、温暖かつ穏やかな気候で海沿いドライブが楽しめる事に加え、この時季は冬の岡山グルメであるカキオコが楽しめる事も大きなポイントでした。
冬の絶品岡山グルメ!日生のカキオコ
旅の初日は兵庫側から岡山入りしたので、先ずは兵庫との県境にある備前市日生地区に立ち寄ってカキオコを頂く事に。
カキオコとは?
県内屈指のカキの水揚げで知られる漁師町・日生で漁師の奥さんたちが小さなカキや傷ついたカキをお好み焼きに入れて食べたのが始まりとされています。
トロトロの生地に山盛りの千切りキャベツとカキをたっぷりのせて、アツアツの鉄板で焼き上げます。
日生で水揚げされた新鮮なカキを使うため余分な水分は含まれず、焼いても縮まないプリプリの食感が楽しめます。出典:岡山観光WEB
例年11月~4月上旬頃まで生牡蠣を使ったカキオコが楽しめますが、旬を迎えた年明け以降に採れる牡蠣は身が大きく旨みも増しており、更に美味しいカキオコが楽しめます。
日生地区でも屈指の人気店「タマちゃん」で頂く絶品カキオコ
せっかく旬の時期に岡山まで食べに訪れたので、日生地区でも屈指の人気店「タマちゃん」で頂きました。
お好み鉄板焼きタマちゃん
【住所 】岡山県備前市日生町寒河1118
【電話番号】0869-74-0222
【営業時間】11:00~20:00(19:30 ラストオーダー)
【定休日 】火曜日
こちらのお店はB-1グランプリで上位入賞した事もあって、連日県内外から多くの客が訪れます。
この日は平日の開店時間前に現地に到着しましたが、それでも開店直後には席に案内されない盛況ぶりでした。
店内はテーブルと座敷の席があり、運が良ければ店内奥のテーブル席で次々と焼かれるカキオコを間近で見る事が出来ます。
※非常に客の回転が速いので、少人数で訪れた際は相席になる事が多いです
ソースと岩塩で頂くカキオコは一度食べると病み付きになります!
たっぷりのオリーブオイルで生地表面の天かすがカリッと焼かれた、プリプリの牡蠣が沢山入ったカキオコ。
ソースと岩塩のハーフ&ハーフな味付けになっているのが、タマちゃんのカキオコならではの特徴です。
初めて訪れた際は「お好みに岩塩??」と思いましたが、実際に食してみるとシンプルな味付けが牡蠣の旨味をより一層引き出していて、関西や広島で食べる「カキ入りお好み焼き」とはまた違った食感と味わいが楽しめ、一度食べると病み付きになります!
週末は駐車場にクルマを止める事すら困難になる事が多い超人気店ですが、岡山でカキオコを食べるなら間違いなくお勧めのお店です!!
足元に広がる瀬戸内の絶景を独り占め! 王子が岳で楽しむハイキングと写活
冬の岡山グルメを楽しんだ後は、日本百名道にも指定されている岡山ブルーラインをドライブして、この旅2つ目の目的地、王子が岳へ立ち寄りました。
王子が岳とは?
瀬戸内海国立公園の東側、岡山県倉敷市と玉野市に跨る景勝地。
花崗岩の巨岩・奇岩が連なる独特の山容を持っており、海抜235メートルの山頂からは瀬戸大橋の全容や瀬戸内の多島美、対岸の四国連山が一望出来ます。
また、山麓には日本の渚百選にも選ばれている渋川海岸があり、1年を通じてマリンスポーツが楽しめる場所として有名です。
山頂へのアクセス
山頂付近の駐車場からの眺め。大槌島(通称アポロチョコレート島)が見えます。
王子が岳へ車でアクセスする場合は、パークセンター近くの遊歩道入り口に無料駐車場が整備されており、「景色は楽しみたいけど本格的な山歩きはちょっと・・・」と言った方も安心して訪れる事が出来ます。
駐車場からパークセンターへは200メートルほど遊歩道を歩くと到着します。
パークセンターにある施設は?
パークセンターは屋上が展望台になっており、トイレと瀬戸内の景色を一望出来るカフェ(belk)があります。
フードメニューは軽食(トースト)しか無いので、じっくり景色や散策を楽しみたい方は、麓のスーパーやコンビニでお弁当を購入するのがおススメです。
この日は営業していない様でしたがパークセンター横はパラグライダーの離陸場所になっていて、気象条件が良ければ初心者でもタンデムでの体験フライトが出来ます!
パークセンターからの眺め
パークセンターからの眺め
この日は晴天に恵まれたものの霞が酷い気象条件でしたが、それでも眼下に広がる瀬戸内の眺めは素晴らしいの一言!
にこにこ岩と石鎚島の景色(パークセンターへの遊歩道から望遠レンズで撮影)
ハイキング中に声を掛けられた地元の方が「この絶景見たさに頻繁に通っている」と言っていた気持ちがとても理解出来る、素晴らしい眺めでした。
パークセンター周辺に整備された遊歩道をハイキング
王子が岳で出会った猫たち
パークセンター周辺に整備された遊歩道で「にこにこ岩」と呼ばれる絶壁にそびえ立つ奇岩を目指し、軽くハイキングを楽しんでみました。
因みに麓からは登山道も整備されており、眼下に広がる瀬戸内の絶景や奇岩の景観を楽しみながら、ミニ登山を楽しむ事が出来ます。
遊歩道を歩いていると、以前訪れた時に比べてかなり減った印象を受けましたが、まだ捨てに来る人が後を絶たない・餌付けしている人が多い様で、結構な頭数の野良猫と出会いました。
(地元行政からのお願いです)野良猫達に餌を与えないで!
猫好きなので、出会った野良猫達が見せてくれる表情や仕草に可愛さを感じつつも、生き抜くには余りにも過酷な王子が岳山頂に棲み付いている理由を察すると、やはり複雑な気分になってしまいます・・・。
王子が岳に訪れる我々観光客としては、地元行政からのお願い(餌やり禁止の看板が立っています)を守る事くらいしか出来ませんが、この子達の次の世代にまで過酷な生涯を送らせないで貰いたいと願うばかりです。
王子が岳で出会った猫たち
まるで看板猫の様に、看板の後ろからジ~ッと私と見つめる猫。
この子は人懐っこかったので近寄って撮影出来ましたが・・・
王子が岳で出会った猫たち
人の足音を聞いただけで茂みに隠れてしまう臆病な子もいて、かなり離れた場所からで無ければ撮影する事が出来なかったので、先日購入したテレコンバーターレンズがここでも大活躍でした。
パークセンターから直線距離で400メートル程の、ややアップダウンがある遊歩道を歩くと、にこにこ岩に到着。
望遠レンズ越しから眺め以上に、間近で眺めるとその大きさを実感します!
にこにこ岩の隣にある岩に登れば(足元がすくむ程の断崖絶壁なので高所恐怖症な人は辛いかも知れませんが・・・)瀬戸内の景色を独り占めする事が出来ます!
眼下に広がる絶景を満喫しつつ、持参したお弁当やおやつを食べて過ごすのも良さそうですね。
にこにこ岩の辺りでも猫と出会いました
山頂付近に連なる巨岩・奇岩が作り出す独特の景観に加え、瀬戸内を一望する絶景が楽しめる王子が岳。
数年振りに再訪して、改めてその素晴らしさを実感しました!
Part2へ続きます
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