伊丹空港周辺で楽しむ飛行機撮り(Part2 スカイランドHARADA)

伊丹空港周辺の撮影スポット
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伊丹空港周辺のビュースポットを巡りながら、飛行機撮り・旅客機と愛車のコラボショット撮影を楽しんで来ました。

オリパスのテレコンバーターレンズMC-20を購入し、超望遠撮影が楽しめる環境を手に入れた事をきっかけに始めた飛行機撮り。

一般的にマイクロフォーサーズ機では苦手とされる飛行機などの動体撮影ですが、E-M1比で格段に追従性が向上したE-M1 MARK2のAF性能に助けられ、予想以上に飛行機撮りも楽しめる事を実感。

そんな訳で色んなロケーションで飛行機撮りしてみたくなり、伊丹空港(正式名称は大阪国際空港)周辺のビュースポットを巡りを楽しんで来ました。

ビュースポット巡りの目的

今回のビュースポット巡りの目的は大きく3つ。

  • 定番の千里川土手以外のビュースポットを巡る
  • 旅客機と愛車のコラボショットが撮れる場所を開拓する
  • 千里川土手で撮る飛行機写真とは全く異なる画角・構図で撮影出来る場所を開拓する

結果として全ての目的を達成する事が出来た、非常に満足度の高いビュースポット巡りになりました。

「スカイランドHARADA」で撮る、旅客機と愛車のコラボショット

E-M1 f/14 1/20sec ISO-200 28mm

スカイランドHARADA 第2駐車場から撮影した伊丹空港

千里川土手以外のビュースポット巡りで次に訪れたのは、Part1で訪れた伊丹スカイパークに隣接するスカイランドHARADA。

【住所  】豊中市原田西町1-1
【開園時間】(公園)9:00~17:00 / (駐車場)7:00~19:00
【休園日 】公園のみ祝日以外の木曜日
【駐車料金】30分毎100円(1日最大料金あり 平日500円/土・日・祝800円)
【URL  】https://is.gd/eXCIjc

スカイランドHARADA園内、および園内から見た伊丹空港

水処理施設の屋上にある広大なスペースを活用し整備された、芝生や多目的用途に使える運動広場、幼児も安心して遊べる遊具スペースなどがある公園。

伊丹スカイパークより更に滑走路(32L)の南端に近い位置に隣接している事から、より間近で旅客機の着陸シーンを眺めたり撮影したりする事が出来る人気スポットです。

飲食施設はありませんが(徒歩圏内のスカイパーク内に売店あり)、トイレ(駐車場と屋上公園内2箇所にあり)と飲料水の自販機は設置されているので、時間を掛けて飛行機撮りを楽しみたい方や家族連れには何も無い千里川土手より適した場所です。

E-M1 f/8 1/100sec ISO-200 12mm

スカイランドHARADA 第2駐車場から見た伊丹空港

2箇所ある駐車場は共に滑走路に面しており侵入防止柵も成人男性の腰の高さ程度なので、今回ビュースポット巡りした場所の中では「旅客機と愛車のコラボショットが撮れる場所」として一番おススメです。

但し天候の良い日は平日でも混雑するので、愛車とのコラボショット狙いで訪れる場合は敢えて雨の日を狙うか、トナラーとの戦いを覚悟しておきましょう(笑)

第2駐車場から撮る旅客機と愛車のコラボショット

E-M1MarkII f/16 1/800sec ISO-320 95mm

スカイランドHARADA 第2駐車場で撮影

この場所からの撮影が楽しくて仕方無かったので、時間帯を変えて複数回撮影に訪れた結果撮れたショットがこの一枚。
柵が低いお陰で、かなりローアングルから撮影する事が出来ました。

間近で着陸する旅客機の迫力を極力損なわずに切り取ろうと思うと、「狭めの画角・パンフォーカス・高速シャッター」が求められるので本当はもっと攻めた設定で撮りたかったところでしたが、時季的に夕暮れ時に差し掛かり、これ以上攻めるとかなり感度を上げざるを得なかったので、ブログに掲載する解像度であればパンフォーカスに感じると思われるギリギリのラインに留めておきました。

第2駐車場で撮影した、その他の旅客機と愛車のコラボショット
日没の時間帯でも旅客機と愛車のコラボショット撮影にチャレンジ!その結果は・・・

E-M1MarkII f/13 1/400sec ISO-4000 64mm

スカイランドHARADA駐車場で撮影した、着陸する旅客機と愛車のコラボショット
日没までの撮影であれば、ブログで使う分には何とか許容出来るレベルの画質で高速シャッターを使った撮影が出来ましたが、こういったシーンでの撮影になると、より明るいレンズが欲しくなりますね。。。

コラボショット撮影では最低でも飛行機の動きを止める必要がある(=高速シャッターの使用が求められる)ため、必然的に感度を上げざるを得ません。
そのためベストショットと同じシャッタースピードを稼ごうと思うと、絞り開放であっても画質的に厳しく感じるレベルまでISOを上げる必要が生じます。

E-M1 Mark2になって高感度耐性が向上し、流し撮りに限っては使用するレンズ次第で日没後でもそれなりに飛行機撮りを楽しめる事を実感しましたが、やはりマイクロフォーサーズ機で5桁近いISO感度が要求されるシーンでの撮影は割り切りが必要ですね。

飛行機の流し撮りスポットとしてもおススメです!

E-M1MarkII f/2.8 1/20sec ISO-1600 43mm

着陸する旅客機の接地ポイントが非常に近く、標準ズームの焦点域でも充分に着陸シーンをアップで撮影出来るため手ブレの影響を殆ど気にする必要が無いので、(私の様な)飛行機撮り初心者でも、積極的にシャッタースピードを落としたダイナミックな流し撮り撮影が楽しめます。

ほぼ望遠レンズのワイド端(換算80mm)で撮影出来たお陰で、スカイパークからの撮影と比べ、同じシャッタースピードでもかなり流し撮りの成功率が上がりました!

空港夜景撮影は三脚持参が無難です

E-M1MarkII f/2.8 1/40sec ISO-2000 106mm

伊丹スカイパークと同じく、日没後は滑走路を照らし出す誘導灯とターミナルビルの街灯が作り出す都市空港ならではの煌びやかな夜景が楽しめます。

ただ、滑走路の南端側に位置するため、冒頭のターミナルビルをバックに撮ったショットでも換算200mm程度の望遠が必要になるので、画質優先で感度を上げず夜景撮影するのであれば、三脚を持参した方が無難だと思います。

スーパームーンと旅客機と愛車のコラボショットを撮ってみた

E-M1MarkII f/14 1/640sec ISO-1600 60mm

スーパームーンとトリプルセブンとのコラボショット

日没後に飛行機撮りしに行く様になってから、伊丹空港は南北に滑走路が走っているので「月も一緒に撮れるのでは?」と思うようになりました。

ネットで地点ごとの月の出時刻と方角を調べるサイトを見付けたので調べてみると、ちょうど満月の日に滑走路の南端付近のベストポジションで月が現れる事を知りました。

それ以来、満月の日を狙って訪れたものの、2回連続で天候に泣かされ撮影のチャンスを逃していましたが、運良くスーパームーンと重なった日に、コラボショットを撮る事が出来ました!

E-M1MarkII f/9 1/500sec ISO-3200 46mm

日没後に撮ったスーパームーンと737とのコラボショット

こちらは夜空に輝く月を狙い日没後に撮ってみた一枚。
撮影した日は月の出時刻が早かった事もあり、日没の時点でかなり月が昇ってしまったため画角の制約が大きく、残念ながら満足いく一枚は撮れませんでした。。。

年に何度もチャンスはありませんが、ほぼ同時刻に日没と月の出を迎える日を狙えば、着陸する旅客機と同じ高さで満月を捉える事が出来るので、冒頭の写真より更に寄せて圧縮効果を狙った、より迫力のある一枚が撮れそうですね。

まとめ

大きく3つの目的を掲げて巡って来た、大阪国際(伊丹)空港周辺のビュースポット。

スカイランドHARADAは伊丹スカイパーク以上に間近で旅客機の着陸シーンを眺める事が出来、愛車とのコラボ写真撮影スポットとしては、伊丹空港周辺で一番迫力あるアングルで撮影が楽しめる場所でした。

 

Part3に続きます

 

今回のビュースポット巡りでの撮影に使った機材はこちら。
軽量コンパクトで機動性に優れる上に、プロ写真家からも絶対的な信頼を得ている防塵防滴・耐寒性能を持つボディとレンズのお陰で、シーンを選ばず写真撮影を楽しめます!