【向日葵色のロードスターで行く】四国の海の幸を満喫する旅(Part1)

ロードスターとの日々
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四国東部の景色とグルメを楽しみつつ、オープンドライブを満喫する旅

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コロナウイルスの流行も少し落ち着きを見せ始めた今年のシルバーウイーク。
国のGotoトラベルキャンペーンもあり、お得に旅出来るチャンスを活用しようと、人混みを避けつつ自然とグルメとドライブを満喫出来る場所を旅しようと、2か月連続で四国を旅する事に。

更に高知県では独自の観光振興策「高知観光リカバリーキャンペーン」を実施しており、Gotoトラベルキャンペーンと併用する事で非常にお得に旅する事が出来るので、昨年食べ損なったキンメダイグルメと高知東部の観光を楽しんで来ました。

高知観光リカバリーキャンペーンの概要・申請方法等は公式サイトで詳細に解説しています。

 

 

2020年夏に四国を旅した際の記事はこちら。
時間帯によって刻々と表情を変える四国カルストの絶景を満喫する事が出来た旅でした!

 

旅の目的

今回のドライブの目的は大きく4つ。

  • 室戸で今が旬の「土佐沖どれキンメダイ」グルメを満喫する
  • 高知グルメと言えば!もちろん生カツオのタタキや刺身も満喫する
  • 今回の旅のルート沿いにある観光スポット巡りを楽しむ
  • 四国東部の海沿いドライブ(天気が良ければオープンで)を楽しむ

高知市内からのアクセスが余り良くない事もあり、普段から比較的観光客が少なめな高知東部ですが、今年はコロナウイルスの影響もあり例年以上に人出が少なかったお陰で密を気にする事無くのんびり旅を楽しめ、非常に充実した旅になりました。

ウミガメが産卵に訪れる、日本の渚百選「大浜海岸」

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この旅で数少ない晴れ間でのショットになりました。

旅の初日は淡路鳴門道経由で四国入りして、四国東部の海沿いをドライブしつつ室戸岬を目指す事に。
例年の大型連休渋滞を見越して早めに出発したものの全く渋滞に巻き込まれず、思いの外早く室戸に着きそうになったので、観光と昼食を兼ねて日和佐にある大浜海岸へ立ち寄りました。

過去に連ドラの舞台にもなった大浜海岸は日本の渚百選にも選ばれる美しい海岸。
古来よりウミガメの産卵地であり、一時に比べて数は減っている様ですが、今でも毎年アカウミガメが産卵にやって来ます。

世界でも珍しいウミガメ博物館「日和佐うみがめ博物館カレッタ」

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※写真は過去PIC。現在は道路工事は行われていません。

大浜海岸をバックに愛車撮影を楽しんだ後は、海岸沿いにある「日和佐うみがめ博物館カレッタ」を見学しました。
こちらの博物館は、戦後の食糧難の時代に地元の中学生がウミガメの保護活動を始めた事が誕生の経緯となった、世界でも珍しいウミガメ博物館です。

【住所   】徳島県海部郡美波町日和佐浦370-4
【電話番号】0884-77-1110
【営業時間】9:00〜17:00
【定休日 】12/29~12/31

【入館料】大人610円/中高生500円/小学生300円

【駐車場】40台(無料)
【URL 】https://www.hiyoshiyumesanchi.com/

 

※コロナウイルス対策として入り口での手指消毒を実施しています。
また、感染状況によっては休館、若しくは県外からの入館を制限している可能性がありますので、見学に行かれる場合は公式サイトをチェックする事をお勧めします

 

館内は世界中に生息するウミガメの剥製や貴重な標本や生体の展示や、ウミガメの生態についての解説等があり、子供だけでは無く大人でも楽しめる内容になっています。

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※過去にウミガメとの触れ合いイベントに参加した際のショット。過去に屋久島や小笠原などの離島でしか間近に見る機会が無かったアオウミガメと触れ合う貴重な体験が出来ました。

また、博物館で保護し人工孵化させた赤ちゃんウミガメとのふれあいイベント※も開催されており、本州では貴重なアオウミガメを間近に見たり触れ合ったりする事が出来ます。
※残念ながら、訪問時はコロナウイルスの影響で開催が中止されていました。

屋外スペースでは博物館で保護されたウミガメが暮らすプールがあり、その中には日和佐でウミガメの保護活動が始まった当初に生まれた浜太郎と名付けられたウミガメが飼育されています。

飼育されたウミガメとしては世界最高齢となる浜太郎は、昭和25年(1950年)生まれなので今年で70歳。
人間で言うと、もうお年寄りな年齢ですが、ウミガメではまだまだ若手な年齢らしいですが、人間が近寄って来るとエサを貰えると勘違いして活発に動き回る他の若手なウミガメとは違い、この日は一歩も動く事がありませんでした(笑)

アオリイカ丼が売りの日和佐の人気店「むらかみ」

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大浜海岸とウミガメ博物館観光を楽しんだ後は、日和佐駅に程近い場所にある海鮮料理屋さんでお昼を頂く事に。

【住所   】徳島県海部郡美波町奥河内弁才天68−1
【電話番号】0884-77-0083
【営業時間】11:30~14:00/17:00~20:30
【定休日 】火曜日

【駐車場】敷地奥に4~5台程度の駐車スペースあり

※道路からの進入路が細いのでバックや切り替えしの運転操作が苦手な方は要注意です!!

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ウミガメ博物館の近辺で美味しい海鮮料理が食べられるお店を探していた際に偶然見つけたこちらのお店。
夫婦揃って海鮮丼を食べる気満々で訪れたのですが、店頭はもちろん店内でもアオリイカ押しが凄かったので、アオリイカ丼を頼む事に(笑)

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漁港近くのお店なので、活〆したばかりの鮮度抜群なイカ刺しが盛り付けられた丼が出て来るのかと思ったら、刺身だけでは無く、甘辛風あり中華風ありと調理法にバリエーションがあって、鮮度だけでは無く、味付けや食感も楽しめて美味しく頂きました。
イカ好きな方にはとてもおススメなお店でした。

徳島・高知東部のシーサイドドライブ

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南阿波サンラインでの一枚。
午後に入ると逆光気味になるので、写真撮影メインで訪れるのであれば、朝か夕方の方が良さそうです。

日和佐で美味しいランチを頂いた後は、徳島・高知東部の海沿いの景色を眺めながら室戸までドライブ。

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道の駅東洋町での一枚。

今回は利用しませんでしたが、飲食コーナーでは売店で売られているカツオの藁焼きやキンメのタタキなどをおかずにご飯を食べる事が出来るスペースがあり、安価に地元の海の幸が楽しめておススメです。

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道の駅から少し室戸方面へ南下した国道55号での一枚。

この辺りから室戸市内へ入るまでの区間は、晴れの日は素晴らしい海の眺めを楽しみながらのシーサイドドライブが楽しめるんですが、この日はご覧の通りクローズ走行でした。

校舎内でエイやウミガメが泳ぐ姿が見れる「むろと廃校水族館」

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室戸へ到着して最初に訪れたのは「むろと廃校水族館」。

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その名の通り、2000年まで室戸市立椎名小学校として運用(2001年からの休校を経て2006年に廃校)していた校舎の活用方法を模索していた室戸市の公募によって選ばれた民間団体によって運営されている、全国的にも珍しい水族館です。

【住所   】高知県室戸市室戸岬町533ー2
【電話番号】0887-22-0815
【営業時間】9:00~17:00(夏季は9:00~18:00)

【入場料】高校生以上:600円/小・中学生:300円
【定休日 】年中無休

【駐車場】30台

【公式ツイッター】https://twitter.com/murosui_kochi

※コロナウイルス対策として入場券販売窓口での検温と入場時の手指消毒を実施しています。

館内(と言うか校舎内の表現の方が適切かも?)は小学校だった頃の面影を感じるエリアもあって、子供連れはもちろん大人だけで見に行っても「こんな小学校があったら面白そう!」と、普通の水族館とはまた違った楽しみ方が出来る空間になっています。

そんな館内(校舎内)の至る所には「オヤジギャグ」臭がプンプン漂うPOPや、遊び心を感じる展示物の数々を見る事が出来て、水族館スタッフの方々自身が楽しんで運営している様子が伝わって来ます(笑)

水族館としては室戸の海に生息する海洋生物に特化していて、地元の漁師さんなどの協力によって収集された約50種、1,000匹の展示されており、多様な海洋生物が棲息する室戸の海の姿を楽しむ事が出来ます。

一般的な水族館と比べると展示ボリュームでは叶わない所ですが、校舎内に設置された円形水槽で泳ぐエイやウミガメなどを間近で観察したり一緒に記念撮影したりと、この水族館ならではの楽しみ方が出来る点が非常に魅力的に感じました。

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廃校をそのまま活用した水族館という事あり、屋外プールでも室戸の海に棲息するシュモクザメなどの海洋生物を間近で観察する事が出来ました。

写真のシュモクザメのぬいぐるみが当たる「しゅもくじ」以外にも、一番人気の「ぶりくじ」や「サバくじ」もありました。

館内展示を楽しんだ後は、むろと廃校水族館名物になりつつあるらしい、ぬいぐるみが当たるクジ引きを楽しみました。
特等から4等までの当たりが用意されており、特等が当たると結構な大きさのぬいぐるみが貰えるので、ロードスターで来た私達はたちまち収納スペースに頭を悩ませる事になりそうでしたが、要らぬ心配に終わりました(笑)

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室戸スカイラインでの一枚

展示方法や見せ方の発想がとてもユニークである事と、企画展などがあって訪れる度に違った展示が楽しめそうなので、高知東部を旅する際にはまた訪れたい場所になりました。

室戸で今が旬の「土佐沖どれキンメダイ」グルメを満喫!

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一旦ホテルにチェックインした後は、今回の旅で室戸に訪れた一番の目的だった、今が旬の「土佐沖どれキンメダイ」グルメを満喫しに、室津港近くにある日本料理屋さんへ。

【住所   】高知県室戸市室津2616-1
【電話番号】0887-22-0290
【営業時間】11:00~13:00(土日祝13:30)/17:00~20:30
【定休日 】不定休(魚の漁がない日や、板前のいない日(月1日~2日))

【駐車場】7台(無料)
※コロナウイルス対策として、店内入ってすぐの所に手指消毒用のアルコールが設置されています。
また、店内は4名掛け程度の個室となっており、見知らぬ他人と相席になる事も無いので、店内飲食したいけど感染リスクが気になる方にもおススメ出来るお店です。

過去に室戸と旅した際の昼食でも利用した事があるこちらのお店、その際に店主の方と会話した際に「今度室戸に来た際は、是非キンメ丼以外の金目鯛メニューも食べに来て!」とセールストークを受けていたので、この日は事前にお店自慢の「キンメづくし御膳」を予約して訪れました。

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予約席に通されて10分ほど待っていると、見た事も無い大きさの煮付けが登場!
甘過ぎず濃すぎず絶妙な味付けがされた煮付けは、煮汁まで飲みたくなる美味しさでした(笑)

会計した際に伺ったら、この日は運よく大ぶりなキンメを買い付ける事が出来たそう。
コロナの影響で来店客が少ないので予約しなくても大丈夫と言われたのですが、予約を入れておいて大正解でした。

煮付けで早くも満足しそうになり掛けていましたが、その後もキンメの刺身、キンメのタタキ、キンメのフライと続々と金目鯛グルメがテーブルに運ばれて来ます。

久しぶりに刺身で食べるキンメは上品な甘味と脂の旨味が、タタキで食べるキンメは炙った皮の香ばしさとポン酢の酸味の絶妙なバランスが、熱々のフライは刺身と違った甘味と旨味のバランスと食感が楽しめます。

締めのご飯物はお店の名物でもある釜めしでキンメを味わいます。(一緒に出て来るアラ汁ももちろんキンメです)
上品な味付けのだし汁で炊かれた釜めしは、キンメだけでなく底に出来たおこげの味も楽しめて、大変美味しく頂きました。

釜めしだけでも結構なボリュームがあり、少食な人だと全てのメニューを完食出来ないかも知れませんが、釜めしに関しては冷えてしまっても美味しく食べられる事から持ち帰りOKなので(店員さんにリクエストすれば持ち帰り用の容器とレジ袋を用意してくれます)、少食な人だと翌日の朝食もキンメダイグルメが楽しめます(笑)

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日帰り漁で獲れる好漁場に恵まれた室戸ならではの、新鮮なキンメダイを丸ごと使ったキンメ尽くし御膳。
「高知と言えばカツオ」と思っていた人でも、一度味わってみれば「高知と言えば室戸のキンメ」と思ってしまう程の絶品グルメでした!

Part2へ続きます