【向日葵色のロードスターで行く】北陸の桜を愛でる旅(Part.3 河北潟・金沢市街のお花見ドライブ)

2021春 北陸の旅
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福井・石川の桜を愛でる旅(Part.3 河北潟・金沢市街のお花見ドライブ)

過去最速で開花宣言が続出した今年の桜シーズン。
週末の天気が安定しない事も重なって近場で桜を楽しむタイミングを逃したので、旅行も兼ねて少し足を延ばしてみようと、今までロードスターでお花見ドライブした事が無かった北陸の桜スポットを巡るドライブ旅に出掛けて来ました。

旅の目的

今回のドライブ旅の目的は大きく3つ。

  • 来年も訪れたくなる様な、お花見スポットを開拓する。
  • 人混みを避けつつ、お花見ドライブと写真撮影を楽しむ。
  • 北陸ならではのグルメを楽しむ。

今回も目的だけ決めて、後は当日の天候次第で目的地を決める行き当たりばったり旅になりましたが、ドライブだけでなく観光もグルメも楽しめた、例年に無く充実したお花見になりました。

河北潟干拓地の桜並木

E-M1MarkII f/5.6 1/3sec ISO-400 97mm

旅の2日目は真夜中から始動。
今回の旅一番の目的だった河北潟干拓地にある桜並木に訪れました。

 

河北潟干拓地の桜並木

河北潟堤防沿い道路には内灘町から津幡町(メタセコイア並木がある土地改良区の辺り)約9Kmに渡って続く桜並木があり、そのうち内灘町から金沢市を経由して津幡町に跨る約4.5Kmの区間は「母恋街道 千本桜」と名付けられています。

余命3ヶ月の病を患った母親を看病するため毎日この道で金沢大学病院へ通っていた女性が、母の亡き後に金沢市長へ宛てた手紙で「人生で辛い思いをした人の支えになるように」桜並木づくりを提案した事がきっかけで、河北潟沿いの3つの自治体(金沢市、内灘町、津幡町)が動き共同で植樹をして出来た事が由来になっています。

 

E-M1 f/8 1/6sec ISO-640 45mm

この日は朝陽を期待して夜明け前から現地で待機していたのですが、生憎の曇り空だった事に加え、湖南大橋より北側の区間でも7分咲きと言った開花状況。

E-M1MarkII f/4 1/40sec ISO-400 150mm

桜並木と一緒に白山の雪景色も入れてみましたが、絞って撮ると少し寂しい桜並木に写ってしまいました。

E-M1MarkII f/4 1/60sec ISO-200 150mm

こちらは「母恋街道 千本桜」での一枚。
才田大橋の辺りから一直線に桜並木が続いており、満開であれば見事な景色を楽しめたのでしょうが、こちらは3~5分咲きといった開花状況で、望遠で圧縮効果を狙って撮ってはみたものの更に寂しい一枚に。

E-M1 f/1.2 1/3200sec ISO-640 45mm

金沢市内の桜は既に満開の状況だったので、近隣に位置する河北潟でも満開の桜が楽しめるかと思い込んでいましたが、同じ平地でも金沢市街と河北潟ではかなり気温差がある様です。

今回の旅で一番楽しみにしていたお花見スポットだったので、機会を見付けて是非満開のタイミングで再訪したいと思います。

金沢市内をお花見ドライブ

卯辰山公園線からの金沢市街の眺め

E-M1 f/8 1/250sec ISO-640 45mm

河北潟の桜並木を訪れた後は、金沢市街の眺めを楽しもうと卯辰山公園線経由で金沢市内へ戻る事に。
早朝から散策やサイクリングを楽しむ人が居るのでスピードの出し過ぎには要注意ですが、桜と眺望を一緒に楽しみながらドライブ出来る道でした。

写真は卯辰山公園線沿いにある見晴らし台付近から撮った一枚。
金沢の市街地をバックに雪化粧した山々が連なる、とても見応えのある景色でした。

E-M1MarkII f/4 1/200sec ISO-200 12mm

こちらは卯辰山公園運動場駐車場での一枚。
ここから400年の森に続く道があり普段は車でアクセスする事が可能なんですが、この日は工事中で通行止めだったので、河北潟の桜並木へ再訪する機会に訪れる事に。

 

卯辰山は金沢市の東側に位置する標高141メートルの山。
当時の方角の呼び方で金沢城から見ると卯辰と呼ばれる方角に位置する事から卯辰と呼ばれる様になったそうです。
卯辰山に造られた卯辰山公園は金沢市街を一望出来る眺望の良さから夜景スポットとして人気で、それ以外にも、金沢400年事業で作られた菖蒲園、250本の桜が植えられた400年の森などの見どころもあります。

金沢市街の桜

E-M1 f/8 1/200sec ISO-640 45mm

金沢市街に戻った後は、Googleマップを眺めていて何となく気になった犀川に立ち寄ってみました。
この日曇り空のお陰で今一つの眺めでしたが、晴れた日であれば犀川沿いに咲く桜と雪山の色の対比が美しい眺めを楽しめそうです。

E-M1MarkII f/4 1/200sec ISO-200 12mm

こちらは犀川沿いを走っていて見付けた桜坂での一枚。
犀川沿いの桜と金沢市街地を一望出来る眺望の良さもあって、この日金沢市内で見た眺めの中では一番素敵なロケーションだと感じました。

E-M1MarkII f/4 1/125sec ISO-200 12mm

こちらは金沢城での一枚。
Part.2で紹介した金沢城の夜桜をバックにレーザービームを撮った場所が、左奥に見える石川門になります。

和漢洋を取り入れた異色の神門が有名な「尾山神社」

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早朝ドライブの後は、加賀藩の藩祖前田利家と正室のお松の方を祀る尾山神社を散策。
前田家ゆかりのこの神社で歴史ファンで無くても是非見ておきたいのが、鳥居を潜った先にある神門。

【住所   】 石川県金沢市尾山町11-1
【電話番号】076-231-7210
【営業時間】8:30~18:00

【定休日 】年中無休

【駐車場 】10台(お堀通りに面した場所にあります)

【コロナ対策】通常通り参拝可能ですが、他の神社同様に手水舎の柄杓は撤去されており、直接手で清める形になります。

国の重要文化財にも指定されているこの門は明治初期の1873年に建てられた、和漢洋の建築様式を取り入れた異色のデザインで、1層目は石造りの洋風建築、2層目は和風の中にもどこか中国っぽい雰囲気を感じる建築、3層目も和風の中にもどこか中国っぽい雰囲気を感じつつ、嵌め込まれたステンドグラスのお陰で洋風にも感じさせ、この神門ならではの何とも独特な雰囲気を漂わせています。

E-M1MarkII f/1.2 1/500sec ISO-200 45mm

今回の旅では訪れる事が出来ませんでしたが、尾山神社では通年で日没後から22時まで神門のライトアップが行われていて、昼間とは全く違った雰囲気が楽しめるので、また金沢市内を散策する機会があれば是非訪れてみたい場所です。

金沢港いきいき魚市

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尾山神社を散策した後は、お土産購入を兼ねて近江町市場を散策。
週末の8時頃であれば写真の人出でしたが、10時頃であれば店によっては飲食スペースが満席になるほど賑わっていたので、コロナ禍の今の時期であれば、密を避けるためにも早めの時間に訪れるのが良さそうです。

Redmi Note 9S f/1.8 1/340sec ISO-100 4.74mm

近江町市場では目当てのお土産を購入出来無かったので、金沢港にあるいきいき魚市にも立ち寄りました。

【住所   】 石川県金沢市無量寺町ヲ52番地
【電話番号】076-266-1353
【営業時間】9:00~16:00

【定休日 】水曜日

【駐車場 】100台

【コロナ対策】入店時アルコールスプレーでの手指消毒

色んな業種の店が軒を連ねる近江町市場と違い、5店舗だけ営業しているこぢんまりとした市場ですが、どの鮮魚店でも観光客向けに同じ商品ばかり扱っている近江町市場と違い、地元の人が日常使いで買う海産物も扱っているので、カニやのどぐろ以外の美味しい海の幸が買いたいのであれば、値付けも含め、いきいき魚市の方がおススメです。

鮮魚や海産物だけでなく、市場内では土日限定で海鮮丼の販売も行っておりイベント広場で飲食可能です。また、市場から100メートルほど離れた場所には地元の人にも人気の厚生食堂があり、良心的な価格で海鮮料理を食べる事が出来ます。

 

Part.4 へ続きます