CX-3にドライブレコーダーを取り付けてエンジンチェックランプを点灯させてしまった話
DIYで今流行りのドライブレコーダーを付けてみました。
最近多忙な日々が続いてお疲れ気味だった事もあり、家篭り=ブログネタが無い状態が続き、サイトの更新も放置状態でした(^^ゞ
先週末になってようやく仕事も落ち着き、ゴソゴソする元気が戻ってきたので・・・
先日の東名高速での事故にビビッて、思わず某サイトでポチってしまったオモチャを取り付けようと、久々にDIYしました(笑)
取り付けはSRSエアバックシステムのヒューズを抜いてから!
ロードスターは近々MFCTへ参戦予定で、何かトラブルが起こったら洒落にならないので、先ずはCX-3に取り付け様子を見てみる事に。
CX-3はAピラーにサイドエアバッグが備わっていますが、そのまま作業して万が一暴発したら大怪我を負うかも知れないので、エンジンルームのヒューズボックスにある、SRSエアバックシステムのヒューズを抜いてから作業に着手します。
※画像赤丸部分の7.5Aのヒューズ
電源確保&配線取り廻しの為のAピラー外し
ドラレコの電源を助手席側から取りたいので、まずは助手席側のAピラーカバーを外すため、周辺のゴムパッキンを外します。
手で軽く引っ張れば簡単に外れます。
Aピラー上端を少し強めに引っ張ると、画像の様にAピラーが少し外れます。
但し、この段階ではピラーとカバーがプラ部品で繋がった状態のため、余り無理に引っ張るのはNGです。
画像の(カバー側の)赤丸部分にピラー側と繋がっているプラ部品のフックが引っかかっているので、ラジオペンチ等で溝と方向を合わせて取り外します。
※エアバック展開時にカバーが吹き飛んでしまわない様にするための部品と思われます
取り外す事が出来れば、画像の様にピラーとカバーを分離させる事が出来ます。
ピラー側に付いているプラ部品は、後ほど取り外します
本体設置&配線取り廻し
取り付けに夢中になってしまい、完了後の画像しか撮影していませんが^^
以下の手順でドラレコの電源ケーブルを配線します。
(1) Aピラーカバーを取り外した空間の穴を利用し、グローブボックス又はヒューズボックスまで配線を通します。
※Aピラーの穴より下の空間が結構狭いので、針金等を利用した方が配線し易いと思います
(2) 通した配線を電源に接続します。
※私の場合、既にグローブボックス内に2又ソケットを設置済みでしたので、それを利用しました。
(3) Aピラー内に電源ケーブルを配線します。
※Aピラーの手前側はサイドエアバッグが収納されているので、展開時に電源ケーブルが巻き込まれないために、Aピラー奥に配線した方が無難です。
(4) 天井の内張りとフロントガラスの隙間に配線を押し込み、ルームミラー近辺まで電源ケーブルを配線します。
※天井の内張りを外してキッチリと電源ケーブルを配線している方もおられますが、面倒臭いので手抜きしました(笑)
ドラレコの取り付けが完了したら、外したAピラーカバーを取り付けます。
取り付けの前に、Aピラーとカバーを繋げていた部品をカバー側に取り付ける必要がある(じゃないと元に戻せない)ので、赤丸部分に付いているプラ部品を取り外します。
取り外したプラ部品の画像になります。
プラ部品に四角の穴が開いているのが分かると思いますが、穴の上下にツメがあるので、マイナスドライバー等でツメを内側へ引っ張りつつ(上側のツメであれば下に引っ張る)Aピラーから引き抜く様にすると外れます。
プラ部品を取り外したら、カバー側へ元の状態にセットします。
カバーの取り付けは取り外しとは逆で、先ずは下側の穴(赤丸部分)にカバーの先端を差し込んだ上で、
先程セットしたプラ部品をAピラーの穴に嵌め込んで、作業完了です。
(失敗例)作業完了後は電源ONする前に必ずヒューズを戻しましょう!
取り付けと画角調整も済ませ、さっそく試し撮りを兼ねてドライブしようとエンジンを掛けたのですが・・・
まさかのエンジン警告灯点灯!(>_<)
そんな訳で、ドライブの目的地がディーラーへ変更となりました^^
納車以来、まったくエンジンの不調を感じる兆候が無かったので、ヒューズを外したままACC電源をONにしたのが不味かったのでは!?
と、サービス担当氏に事情を説明したんですが、
見事に予想がビンゴ!
ヒューズを外した状態でACC電源をONして事象が再現するかを実験をしたら、見事大量のエラーログが出力されましたと説明を受けました(^_^;)
DIYが原因と知らされ、サービス担当氏に平謝りしたのは言うまでもありません(笑)
サービス担当氏が丁寧に説明してくれたのですが、新世代なマツダ車の場合、パワーオン時に各ユニット・システムとの接続チェックを行っているそうで、その際に異常な電流値(今回であればヒューズが取り外されていたため、通電していない)を検知した場合、正常な車両の稼動に問題があると判断して、エンジンチェックランプが点灯するそうです。
そんな訳でDIY等でヒューズを外す際は、必ずヒューズを元の状態に戻した上で、パワーオンする必要がある事を学習したのでした^^
駆け込みで無駄な作業をさせてしまったのですが、普段の整備入庫時と同じくクルマのコンディションチェックした愛車診断シートを渡してくれ、「少しでも気になる事があれば、いつでも来店下さいね」と、いつも通りの笑顔で対応してくれて、本当に感謝です。
ドライブレコーダー用のmicroSDカードは高耐久タイプを使いましょう!
ドライブレコーダーは車内に設置するため、四季を通じて非常に過酷な環境に晒されます。
しかし、一般的なmicroSDカードでは高温な環境での使用が想定されていない(使用温度範囲が0~55度程度)ため、せっかくドライブレコーダーを設置したにも係わらず、カードが故障していて録画されていなかった・・・なんて事に繋がりかねません。
また、安価に販売する事を優先しているため、記憶用のチップにはTLCと呼ばれる書き換え可能回数が少ない物が用いられています。
そこでお勧めしたいのが産業用・高耐久などと呼ばれるタイプのmicroSDカードです。
その名の通り、過酷な場面で用いられる事が多い産業用途にも耐え得るために様々な強化が施されています。
・使用温度範囲の強化(-25~85℃)
・ひねり・曲げ・落下といった強い衝撃への強化
・電源瞬断時のデータ損傷が起こりにくい耐性を備えた設計
・TLCより5~10倍程度書き換え可能回数が多いMLC Flashの採用