ロードスターで行く、瀬戸内の景色を巡る旅【Part5 王子が岳の夕景・夜景・朝景編】

ロードスターとの日々
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岡山の瀬戸内に広がる景色を巡る旅(Part5 王子が岳の夕景・夜景・朝景編)

少し冬らしい寒さが感じられる様になった2月上旬、温暖な地でオープンドライブを楽しもうと、岡山(備前・備中)の瀬戸内沿いを旅して来ましたが、日程の都合で立ち寄れなかった場所があったので、2月下旬に再び旅して来ました。

旅の目的

今回の旅の目的は大きく5つ。

  • 春の訪れを感じる場所に立ち寄りたい(Part4で達成)
  • もう少し標高の高い場所から、瀬戸内の多島美を眺めたい(Part4で達成)
  • 夕暮れ時の王子が岳に訪れて、夕日と夜景を眺めたい
  • 水島の工場夜景を眺めたい
  • 「カキオコ発祥」のお店でカキオコを食べたい

先日は1泊2日で時間に余裕が無かった反省を踏まえ、今回は2泊3日で旅しました。
結果として、前回立ち寄れなかった場所は勿論、サプライズな景色にも出会えた、非常に充実した旅となりました。

王子が岳から眺める、瀬戸大橋のある夕景・夜景

E-M1MarkII f/10 1/80sec ISO-64 7mm

パークセンターにある展望台からの眺め

金甲山山頂からの瀬戸内の眺めを楽しんだ後は、「夕暮れ時の王子が岳に訪れて、夕日と夜景を眺めたい」目的を達成しに、王子が岳(パークセンター)へやって来ました。

 

・休日夕方の駐車場について

休日のパークセンターに近い駐車場は非常に混雑している時がありますが、山頂レストハウスに近い駐車場は野犬が棲み付いており危険ですので、なるべくパークセンターに近い駐車場へ止めた方が安全です。

 

・王子が岳へのアクセス・施設などは、こちらの記事で紹介しています

 

休日の王子が岳は、パラグライダーの飛行が見られるかも?

E-M1MarkII f/10 1/250sec ISO-64 7mm

この日の王子が岳は結構な風が吹いていましたが、休日という事もありパラグライダーが飛んでいました。

巧みに風を掴みながら悠々と空の散歩を楽しんでいる様子は、「私も楽しんでみたい」と思わせる魅力的な光景。
体験フライトも行っているので、この素晴らしい絶景を空中散歩してみるのも楽しそうですね。

その他のパラグライダーのある景色を撮った写真
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夕暮れ時の景色とカラフルなパラグライダーの組み合わせが映えますね!

王子が岳からの夕景

E-M1MarkII f/8 1/320sec ISO-200 14mm

パラグライダーが飛行を終える頃になると、海を黄金色に染めていた太陽が徐々にオレンジ色に変わりマジックアワーが始まります。

その他の夕景を撮った写真
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ゴールデンアワーからブルーアワーへと時が進む間に魅せる、空と海の色が刻一刻と明るいオレンジ一色から深い青混じりに変わっていく様子は、息を吞む美しさ!

日没が近づくにつれ、この時期の王子が岳らしい強い海風の影響で厳しい寒さに襲われましたが、夢中になってシャッターを切っていました。

王子が岳からの夜景・星景

E-M1MarkII f/2.8 8sec ISO-1600 7mm

遮るものが無いお陰で、容赦なく吹き付ける海風の洗礼を我慢する必要がありますが・・・(実際、殆どの人が日没と共に帰っていました)

倉敷市街~瀬戸大橋~坂出市街の夜景を一望する事が出来る王子が岳からの眺めは、鷲羽山からの眺めとはまた違った魅力があって、ずっと眺めていたいと思わせる美しさ!

ライトアップされた瀬戸大橋と両岸の夜景に加え、(肉眼だとソコソコですが)星空まで一緒に見れるとは思ってもみなかったので、嬉しい誤算でした。

冬の王子が岳で夕景・夜景観賞するなら、防寒対策と照明の準備は万全に!

 

訪れた際は日中の最高気温が15度近くになる陽気でしたが、カフェ閉店後は暖を取る場所が無い事と、強い海風のお陰で実際の気温以上に寒さを感じるため、防寒対策は万全にして訪れる事をお勧めします。

 

また、パークセンター周辺は照明が少ない事もあり(カフェ閉店後はホント真っ暗です!!)、日没後はスマホの照明レベルだと駐車場への帰路が心許ないので、懐中電灯などしっかりとした照明を用意した方が無難です。

 

その他の夜景・星景を撮った写真
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星空撮影に関しては、瀬戸内沿いは全般的に光害が酷い地域なので全く期待していませんでしたが、ダメ元でOM-Dのボディ内比較明合成(8秒×3回)を使って撮影してみると、予想以上に多くの星空が写っていました。

瀬戸大橋や市街地を外した天頂(サムネイル中段の右側2枚)であれば、低ISOでもより多くの星空が写っていたので、ポータブル赤道儀を導入して比較明合成の枚数をもっと増やせば、夏場であれば天の川とライトアップされた瀬戸大橋のコラボショットが撮れるかも知れません。

広角に加え、望遠でライトアップされた瀬戸大橋を撮ってみました。
レンズ交換~三脚再固定の作業が面倒で手持ちで撮影しましたが、さすがに日没後・低ISO・換算200mmオーバー望遠の条件下では、E-M1 Mark2の手振れ補正能力を以てしても、秒単位の露出時間になると成功率が落ちますね・・・。
帰宅して現像する際にガッカリしない為にも、素直に三脚撮影した方が良さそうです(笑)

光害チェックはこちらのサイトを参考にしました

王子が岳からの朝景

E-M1MarkII f/13 1/3200sec ISO-1600 110mm

王子ヶ岳からの朝景。
夜景撮影時の設定を戻し忘れていたのが悔やまれます。。。

今回の旅では王子ヶ岳のすぐ近くのホテルに宿泊したので、朝景も楽しみました。
この時間帯は特に空気が澄んでいて視界が良いので、この旅で一番クリアな眺めが楽しめました!

その他の朝景を撮った写真
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ネットの口コミで全国的に有名になりつつある様で、私以外にも多くの他府県ナンバーの車両を見掛けました。

丸一日王子が岳を楽しむなら、渋川海岸にあるホテルがオススメです

今回の旅では、じっくりと王子ヶ岳からの夜景を楽しみたかったので、チェックイン時間や周辺施設のアクセス(ホテルの隣にコンビニ有)優先で、渋川海岸にある「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」に宿泊しました。

実際に利用してみた感想としては、食事は地元の飲食店で済ますなど素泊まり利用前提であれば、王子ヶ岳まで10分で行けるアクセスの良さに加え、リーズナブルな価格で利用出来るプランも用意されており、おススメのホテルです。

ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル

口コミを見ると、おもちゃ王国目当ての子連れファミリー利用が多い様で、「館内が騒々しいのでは!?」とか、「ぐっすりと眠れないのでは!?」とか、「のんびりと温泉に入れないのでは!?」と言った不安がありましたが、実際に利用してみた感想(ビジネスプランを利用。王子ヶ岳で夜景を楽しんだ後、20時半チェックイン)としては、ビュッフェレストランは騒々しく感じたものの、温泉、客室共に騒々しさを感じる事も無く快適に利用出来ました。

 

Part6へ続きます。