ロードスター的幸福論

ロードスター的幸福論
発売から1年経っているので今更って感じですが。
クルマ関係の図書を漁っていたら見付けたので読んでみました。

著者の貴島孝雄氏はマツダのスポーツカーユーザーなら皆さんご存知かと思いますが、NB・NC型ロードスターやFD型RX‐7の主査を務め、ル・マンで日本車初の総合優勝を成し遂げた787Bの開発にも携わった、マツダのスポーツカーの権威とも言える人です。

マツダを退職されたこのタイミングで本を出されたと云う事で、タイトルからして在職中には語れなかったロードスターの裏話が色々と語られているのかな?と期待していましたが、読み終えてみると、どうも私の思っていた内容とは(良い意味で)違っていました。

細々した所を書いてしまうとネタバレになってしまうので触れませんが、単なるロードスターの開発秘話に留まらず、これからの日本においてのものづくりにおける考え方、ものづくりを進める上でのコミュニケーションの重要性について熱く語られており、ロードスターオーナーのみならず、若手社会人や学生に是非読んでもらいたい内容だと感じました。

この本を読んでいると”感性”と”ものづくり”という言葉が多く出て来ます。
そこには単にマーケットに迎合した安易なものづくりでは無く、利用者の感性に働きかけて共感や感動を生み、豊かで潤いのある生活を送るパートナーとなるためのものづくりをすると言う、一流の作り手の情熱が感じられます。

作り手にこれほどの想いがあったからこそ、初代の登場から20数年を経過した現在においても、ロードスターは世界中の多くの人々から愛される存在であり続けるのだなと納得させられました。

ロードスターを通して実際に豊かで潤いのある生活を送っている一人として、この本を通して作り手が込めた想いを知る事で、益々”幸福”な気持ちになりました。

ロードスターオーナーの方は是非一読される事をお勧めします。

コメント

  1. ゆきイルカ より:

    おはようございます(○´∀`)ノ゛

    未だに本屋さん行って背表紙だけ見て
    買おうか悩んでますヾ(´▽`*;)ゝ”
    ↑正直、私の頭で理解できるのか(爆)

    ちょっと私の思ってた印象と違うようなので
    今度買ってみようかしらo(*・ω・)ノ ァィ

    • よっすい. より:

      こんにちは~(^-^)

      文章中で語られている時代が前後していて読んでいて混乱する箇所が少々ありますが(NCの事について語っているかと思えば、いきなりNAの話になったり)、技術書の類では無いからそれ程専門用語は出て来ませんので、オバカな私でも充分理解出来ました(笑)

      この本でしか読めない事が色々書かれているので買って損は無いと思いますよ。

  2. OMUKORO より:

    私も少し前、立ち読みしましたコレ。

    中でもビルシュタインサスの
    純正初採用に至るくだりが印象に残ってます。

    開発には、色々と苦労があったんだなぁ~~~と
    しみじみ・・・

    • よっすい. より:

      こんばんは。

      ちょうどOMUKOROさんのブログにコメントさせて頂いてた所でした(笑)

      ビルシュタインの件、私も印象に残っています。
      この一件等で欧州車との差を明確に感じていたんでしょうね。

      開発において法規制・市場の要望・車内事情など様々な困難があったと書かれていましたが、決して諦める事無く立ち向かい多くの困難を乗り越え、世界中の人々に賞賛されるクルマを作り上げてくれた事に、オーナーの一人として敬意を表したいですね。